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【ジパング】バナナが壊滅の危機?新パナマ病と日本への影響とは

公開日: : 最終更新日:2017/05/19 科学・技術, 食べ物・飲み物

バナナ 新パナマ病

2月6日に放送される「未来世紀ジパング」の中で、「バナナが壊滅の危機!?」という内容が取り上げられるようです。

すでに我々の生活に深く浸透しているバナナですが、それが全滅するような事態とはいったい何が起きているのでしょうか?

バナナに起きている危機について、探ってみました。

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バナナが食卓から消える可能性

我々日本人が食べているバナナは、ほとんどがフィリピンからの輸入品であり、そのシェアはおよそ9割を占めています。

2016年4月、国連食糧農業機関(FAO)は、「新パナマ病」の発生によって世界中で栽培されているバナナが壊滅的な打撃を受けるであろう、という衝撃的なニュースを発表しました。

実はバナナの全滅危機は以前にも起こっており、1960年頃に発生した「パナマ病」によって、バナナは一度全滅の憂き目に遭っています。

「パナマ病」とは、泥の中にすんでいる「フザリウム」というカビの一種が原因で起きる病気のことです。

このカビは、バナナの根の部分から侵入して、水を吸い上げるための導管を腐らせてしまうため、バナナは水を吸い上げることができなくなり、枯れてしまいます。

このパナマ病による危機の際には、世界のおよそ9割のバナナが「パナマ病」によってやられてしまったといいます。

なぜ、ここまで一つの病気にバナナ全体がやられるような事態になってしまうのかというと、その原因はバナナが持つ独特の性質にありました。

バナナの弱点

バナナの弱点

我々が食べているバナナには、種が入っていません。

これはなぜかというと、普段我々が食べているバナナが「3倍体」と呼ばれる少し特殊な品種であるからです。

実は、現在の種がないバナナというのは、過去に行われたバナナ栽培の中で、自然発生的に出現した「種のない品種」を意図的に増やしてきた、いわば品種改良品ともいえるものなのです。

食用のためには種がない方が都合が良いので、種のない種類のみを栽培してきたというわけですね。

しかし、こういった方法で育てられた種のないバナナには、実は致命的な弱点が存在します。

種がない品種なので、茎を分ける「株分け」によって木を増やしていくことになるのですが、そのせいでどのバナナも元は同じ種類から発生したものになります。

いわば「同じ性質を持つクローン」なのです。

以前は「グロス・ミシェル」という種類のバナナが主流だったのですが、この品種にはパナマ病を起こすカビ菌に対する抵抗力が極端に低いという弱点がありました。

当然、全く同じ性質をもつバナナしか存在していないため、弱点もすべて同じということになります。

そのため、パナマ病に抵抗力のあるバナナなど存在するはずがなく、結果的に大半のバナナがやられてしまうことになったのです。

新パナマ病を克服できるか

新パナマ病を克服できるか

幸いにも、何年にも渡る研究の末に、パナマ病に強い「キャベンディッシュ」という品種が見つかったことで、バナナ産業は全滅という最悪の事態は避けることができました。

キャベンディッシュは、根から病原体が侵入するのを防ぐブロックシステムや、菌を倒す防御システムが備わっており、現在はパナマ病に強いこの品種がメインとして栽培されています。

ところが近年、東南アジアを中心としてパナマ病に似たカビの変異体による「新パナマ病」が出現し、再びバナナ産業が壊滅するかもしれない危機にさらされています。

フィリピン政府は、この「新パナマ病」に強い品種を作るべく開発を進めているようですが、状況はなかなかに厳しいようです。

もし「新パナマ病」への有効策が打ち出せない場合には、バナナの9割を輸入に頼っている日本としては大打撃を受けるのは必至といえます。

それどころか、メイン品種のバナナへの被害が広がれば、世界の食卓事情にも多大な影響が出るでしょう。

果たして、今回のバナナ危機を乗り越えることはできるのでしょうか‥‥?

状況を打開できるような、新しい品種が見つかるのを祈るばかりです。

フィリピン産ドール極 撰 (ごくせん)バナナ3袋【常温便】

 

まとめ

バナナがないと作れないお菓子やデザートは非常に多いので、もし輸入できなくなるような事態になればかなりの打撃が予想されます。

フィリピンではなく、メキシコからの輸入で代替するという話もあるようですが、それはあくまでも輸入側としての話であり、生産する側としては病気への対策が見つかるに越したことはないでしょう。

なんとか、新パナマ病に対する突破口を見つけて欲しいと願うばかりです。

なお、同番組では日本国内でのバナナ生産農家についても取り上げるそうなので、そちらについては以下の記事に内容をまとめてあります。

【ジパング】岡山県の国産バナナ、新パナマ病で需要拡大の兆し?

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