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啓蟄(けいちつ)とはいつのこと?暦の意味や由来・どんな行事が行われる?

公開日: : 最終更新日:2017/05/19 イベント・行事, 知識・お役立ち

啓蟄 意味 由来

2月も過ぎて、3月のカレンダーを眺めていると「啓蟄」(けいちつ)と表記されていることに気がつくと思います。

3月といってもまだ春は少し遠く、気温が低くて寒い日が続く時期ですが、この「啓蟄」というのは春の訪れを予感させる時期にまつわる言葉です。

早く暖かくなってほしいという願いもこめて、今回はそんな「啓蟄」について掘り下げてみたいと思います。

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「啓蟄(けいちつ)」とは

「啓蟄」という単語自体、普段あまり耳にすることのないものですし、ふりがなが振っていないとかなり読みにくいと思います。

それぞれ、啓には「開く」、蟄には「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味があります。

この2文字を合わせた「啓蟄」とは、「冬眠していた蛙や虫達が、暖かくなってくる春の気配に気付き、穴から出てくる時期」のことをさします。

3月も初旬になると、日差しが少しずつ暖かくなってくるので、大地の温度も少しづつ上がり始めます。

冬眠のために土中に潜っていた虫や動物たちも、温度が上がったことで春の予兆を感じ、少しづつ土の中から顔を出し始めます。

「啓蟄」とは、そんな春の訪れを予感させる時期を表した言葉なのです。

啓蟄は何に由来するのか

啓蟄は何に由来するのか

啓蟄とは、簡潔に表すと「二十四節気(にじゅうしせっき)の1つであり、そのなかでも3番目にあたるもの」ということになります。

まず「二十四節気」とは、1年を24の区分にわけたもののことをさし、気候や季節と密接に関係した区切り方をした暦のことです。

二十四節気は、四季をさらに6分割した構成となっています。

立春 雨水 啓蟄 春分 晴明 穀雨
立夏 小満 芒種 夏至 小夏 大夏
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

よく耳にする「春分」「夏至」「秋分」「冬至」なども、この二十四節気による分類のひとつです。

この二十四節気の名称は中国で考案されたものであり、当時の呼び名が今でもそのまま使用されています。

考案された当時の文明の中心「黄河」の気候を反映しているため、日本の気候とは若干のずれがあります。(大陸の気候は日本よりもやや寒冷)

また、二十四節気では太陰暦がベースのため、太陽暦を採用している日本では、実際の季節よりも暦のほうが少し先行する形となっています。

「暦(こよみ)のうえでは春です」などという言い回しがあるのも、こういった暦と実際の季節との間にずれがあるからなのです。

>美しい日本の旧暦 二十四節気・七十二候 [ マガジンハウス ]

 

啓蟄の時期

上記のように、啓蟄とは二十四節気のなかでも、立春、雨水に続く3番目の季節分類にあたります。

啓蟄の時期はいつなのかというと、定気法という観測方法を使って、太陽の通り道である黄道が「345度」になった日のことを指します。

実際の日付でいえば「3月5日 or 3月6日」にあたります。(年によってどちらになるかは異なります)

2017年:3月5日
2018年:3月6日
2019年:3月6日
2020年:3月5日
2021年:3月5日
2022年:3月5日
2023年:3月6日
2024年:3月5日

なお、啓蟄には期間としての意味合いもあるため、たった1日だけを指すわけではなく、次の春分の前日までの期間を啓蟄と見なすこともあります。

啓蟄の行事

啓蟄の日だからといって、何か特別な行事があるわけではありません。

とはいえ、春の訪れを予感させる時期なので、「春が来たときのために準備をする」という動きは随所で見られます。

特に有名なのは「菰(こも)はずし」ですね。

菰はずしとは、立冬の頃に樹木に巻いていた藁を、虫が動き出す啓蟄の時期になったら取り外して、中に入っていた虫を駆除する作業のことです。

※最近では「菰はずし」は逆効果になるとの研究があり、廃止されるところも増えてきているようです。

また、直前にひな祭りがあることもあって、啓蟄を目安にひな人形を片付けるところもあります。

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まとめ

啓蟄とは「春の訪れの予兆」、いわば春の準備段階ともいえるものです。

寒い冬を耐え、暖かい春までもう少しというところなので、人にとっても動物にとっても嬉しくなる行事のひとつでしょう。

実際の季節的にはまだまだ寒いことも多いですが、じきに暖かい春が訪れますので、その準備をして待つことにしましょう。

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