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対人恐怖症への対策・克服するための考え方

公開日: : 最終更新日:2016/11/19 メンタル

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社会の中で生きていると、人との接触はまず避けられません。

人前で話すとき、異常に緊張して赤面したり、思うように話ができなくなってしまう場合、それは「対人恐怖症」かもしれません。

対人恐怖症による弊害はとても大きく、他人に理解されずに悩みを一人で抱えがちです。

どうすれば克服できるのか?

そのための方法や考え方について見てみましょう。

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対人恐怖症とは?

対人恐怖症は、人前で極度に緊張し、思うように話が出来なくなってしまうとか、顔が赤くなってしまう、手足が震える、といった症状が出る、神経症の一種です。

これらの症状以外にも、人の視線が気になる視線恐怖や話の輪に入れない雑談恐怖、笑うときに顔が引きつってしまう笑顔恐怖、などが出ることがあります。

神経症であるため、身体に異常があるわけではなく、病気とは違います。

日本人は、不安や恐怖を感じやすいセロトニントランスポーターの遺伝子を持っており、欧米人に比べて対人恐怖症になりやすいと言われています。

対人恐怖症になりやすい人・原因

・真面目
・感受性が高い
・くよくよしやすい
・慎重
・完璧主義
・頑固
・内気
・神経質
・感受性が高い
・人見知り
・プライドが高い

上記のような性質を持つ人は、対人恐怖症になりやすいと言われています。

人と接する時、誰でも多少の緊張や不安を感じるものですが、上記のような性質を持っている人は、こういう症状を「異常なもの」「恥ずかしいもの」と考え、排除しようとする傾向が強いのです。

特に「人から変に思われたくない」という感情が根底にあると、人との関わりで神経をすり減らすようになり、だんだんと人との接触を避けるようになります。

ただ、対人恐怖症になる原因としては、複数の問題が絡み合っている場合が多く、上記のような性質だけの問題とは限りません。

考え方や習慣、潜在意識、脳の働き、育ってきた環境など、さまざまな要素が悪影響を及ぼしあい、対人恐怖症の原因となるのです。

対人恐怖度チェック

↑こちらで対人恐怖度の簡易自己診断ができます。

 

克服するためには考え方が重要

対人恐怖症を治そうとする場合に重要なのは、「自分の中にある考え方を変える」ということです。

よくある間違いとして、不安や恐怖を克服できないのは自分が不甲斐ないからだと思い、気合で治そうとするものです。

これは、症状が悪化することはあっても、改善に向かうことはほとんどないので、今すぐやめましょう。

そもそも、人と関わるうえで不安や恐怖を感じるのは、なんらおかしいことではありません。

その不安や恐怖を、「あってはならないもの」「絶対に克服すべきもの」として過剰に意識し、なんとしても排除しようとしてしまう考え方が問題なのです。

不安や恐怖は潜在意識から出るものであり、気合で抑え込めるものではありません。

世の中の大半の人は、不安や恐怖を感じていないのではなく、慣れや考え方によって、うまく折り合いをつけているだけです。

しかし、「不安や恐怖を感じるのは未熟であり恥」という間違った考え方をしてしまうと、「自分も必ず克服しなくてはならない」という枷を、自分自身にはめてしまうことになります。

この自分に課した枷が、不安や恐怖を克服できないことへの失望を生み、さらなる不安や恐怖を生む、という悪循環に陥ってしまうのです。

対人恐怖症の場合、こういった自覚のない「誤った考え方」に縛られている人が、多くいます。

まずは、自分がそういう考え方に囚われていることを認め、考え方を根底から変えていくことが、対人恐怖症を克服するうえでは必要となります。

対人恐怖の治し方新版 [ 森田正馬 ]

 

対人恐怖症の克服

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自分を受け入れること

「自分はこうあるべきなんだ」という理想が強いほど、理想からかけ離れている自分のことが嫌いになり、自信の喪失に繋がってしまいます。

自分に自信がないと、人との関わりを恐れ、不安になり、さらに症状を悪化させてしまいます。

克服の第一歩として、「自分はこういう人間である」ということを受け入れることが大切です。

対人恐怖症を抱えていることも含めて自分を受け入れたうえで、「自分はこれでもいいんだ」と考え方を変えていきましょう。

「自分はダメな人間だ」と思わせている一番の原因は、あなたが自分自身に課している無理なルールなのです。

そのルールを捨て去ることが、克服への第一歩となります。

視点を変える

自分に自信をつける方法として、見る視点を変えてみることが挙げられます。

自分が短所だと思っていることでも、視点を変えれば長所になります。

例:「頑固→一途」「優柔不断→慎重」「無口→物静か」

重要なのは、物事は視点を変えればまったく別の評価になることを理解することです。

人は、物事を自分の見たいようにしか見ません。

自分の評価基準が間違っていたとしても、なかなか気づくことができません。

知らず知らずのうちに、マイナス思考によって生み出された評価に縛られていないか、今一度、客観的に見つめなおしてみましょう。

ポジティブ思考に変えていく

人の言動に対して悪いほうに解釈してしまう癖がついている場合、それを自覚し、治していく必要があります。

「きっと変に思われたに違いない」とか「自分は避けられているのではないか」という、いわゆるネガティブ思考です。

あまり物事を悪い方向に考えると、それがさらなる不安を呼び、悪循環に陥りやすくなるだけで、良い事はほとんどありません。

考え方が悪い方向にいきそうになった場合は、一旦立ち止まり、その逆の方向へ思考を誘導するようにしましょう。

最初は難しいかもしれませんが、「自分は今ネガティブな思考をしているな」と客観的に気づけるようになることが重要です。

思考に歯止めをかけられるようになれば、徐々にでも心をコントロールできるようになっていきます。

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まとめ

真面目な人ほど、自分にストイックになっており、知らず知らずのうちにハードルを高くしています。

そして、それを超えられずに悩んでしまうのです。

対人恐怖症にとって重要なのは、立ち向かうことではなく、自分の中にある、不安や恐怖を生んでいるルールや価値観の存在に気づくことです。

凝り固まっている思考や考え方を見つけ、少しづつでも解きほぐしていくことが克服に繋がります。

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