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warmerwarmer高橋一也の『伝統野菜(古来種野菜)』へのこだわりとは

公開日: : 最終更新日:2016/05/10 科学・技術

warmerwarmer
5月10日に放送される「ガイアの夜明け」の中で、絶滅の危機に瀕した伝統野菜の普及に取り組んでいる方が登場するようです。

珍しい伝統野菜をもっと家庭で食べてもらえるよう、普及事業や販売活動など、さまざまな活動に尽力している方だそうです。

どんな理念で活動されている方なのか、また伝統野菜とはいったいどんなものなのか、探ってみました。

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伝統野菜をもっと身近に

伝統野菜(古来種野菜)にこだわりを持ち活動しているのは、「warmerwarmer」というグループの代表である、 高橋一也さん。

wamerwamer高橋一也

高橋さんは、高校卒業後に中国上海にある華東師範大学に留学。その後、キハチアンドエス青山本店にて調理師として勤務する中で、「有機野菜」と出会います。

1998年には株式会社ナチュラルハウスに入社、同社の事業を「無添加食品事業」から「オーガニック食品」へ切り替える業務に携わり、その後、同社の取締役に就任。

しかし、2011年3月の東日本大震災をきっかけに取締役を辞任、「warmerwarmer」として独立を果たします。

現在はwarmerwarmerの代表として、日本全国の有機農業生産者、有機農業関連団体と連携しながら、古来種野菜(固定種・在来種)の販売事業の構築や普及事業、販路拡大、有機農産物のプロデュースなど、さまざまな活動に力を入れています。

生産者の方々には、昔から受け継がれてきた自家採種、固定種での農産物を育ててほしいと願っています。生産者たちがその農法に取り組むためには、消費者の私たちが「食」と「種」への意識を深めなければなりません。その結果、次の時代を担う子供達に「種」を繋ぐことができるのです。

【出典】
warmerwarmer公式サイト

 

伝統野菜ってどういうもの?

伝統野菜とは、その土地で古くから作られてきた野菜で、長い年月の間育成され続けた結果、その土地の気候風土にあった野菜として確立されたものをいいます。

その土地に合ったものなので、地域の食文化とも密接に関わっており、地方の料理に欠かせない材料となることが多くあります。

大量生産の時代で、採算が合わない・手間がかかるなどの理由で敬遠されていたものが、地産地消の観点などから昨今ではその有用性が見直され、各地で注目が集まっているのです。

伝統野菜の例

品川カブ

品川区で育てられている細長いカブ。

江戸時代の頃はよく育てられていたもので、いつのまにか廃れてしまっていたものを再び普及させることに成功した。

聖護院大根

京都の代表的な伝統野菜で、重さが3,4kgにまでなる大型の丸い大根。

おでんなどの煮物に使われ、冬場の京都では欠かせない食材だという。

下仁田ネギ

群馬県下仁田町の伝統野菜。

他の品種のネギに比べて太いのが特徴であり、煮ることで柔らかくなって甘みが出るため、鍋物には欠かせないという。

大和いも

奈良でとれる伝統野菜。

こぶしのような形に育ついもで、ねばり気が強く濃厚な味わいをもつ。

モーウイ

赤茶色をしたウリ科の野菜で、沖縄の伝統野菜。

15世紀頃に中国から伝わったとされ、琉球王朝時代には宮廷料理にも利用されていたという。

農業の新しい光?

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国勢調査による統計データでは、ここ15年間のうちに就業人口が減少した職業の第1位が農業従事者であり、マイナス126万人という大きな減少幅となっています。

大量生産によるコスト削減競争や、過度の品質重視による大量廃棄問題など、農業が抱えている問題は多く、業界が先細りとなっていることは否めません。

そんな中、競争によって隅に追いやられていた伝統野菜が再び注目を集め、その土地にしかない野菜の長所を生かした販売形態の模索が、徐々に進められています。

「warmerwarmer」の高橋さんのように、各地の特色を生かした農業のあり方を探す人々が増えれば、衰退の一途をたどる農業にも新しい道が見えてくるかもしれませんね。

まとめ

私は「伝統野菜」という言葉自体を聞いたことがなかったですし、自分の地元にも伝統野菜が存在していたことを、今回調べてみて初めて知りました。

地方では、高齢化や過疎化によって農業従事者は減少の一途をたどっていますし、こういった地道な活動を行うことが未来のためには重要になってくるのでしょうね。

こうした活動によって、伝統野菜の知名度がもっと上がり、農業従事者の新たな活力となればいいですね。

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