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ノロウイルスのワクチンや予防接種は開発・実用化されているのか?

公開日: : 最終更新日:2016/06/05 健康・身体

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冬になると決まって流行する、下痢や嘔吐を伴う病気、ノロウイルス&ロタウイルス。

運悪くかかってしまうと、非常に辛い症状に悩まされ、治るまではろくに動けなくなってしまいます。

私も一度かかったことがありますが、願わくば二度と体験したくありません。

そんな危険なノロ・ロタウイルスですが、予防するためのワクチンなどはないのでしょうか?

気になったので、調べてみました。

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ノロ・ロタウイルスのワクチンはある?

ノロウイルス

結論から言いますと、現在、ノロウイルスに有効なワクチンはありません。

ワクチンはまだ研究段階であり、仮に実用化されるとすれば、まだまだ先のことになりそうです。

現在、下記の2社により、研究が行われています。

武田薬品工業株式会社

ノロウイルスワクチン(VLP)は、ウイルスチャレンジ試験において、嘔吐や下痢症状などの発症を抑制した。本ワクチンは、全ての年齢層を対象者とした開発を考慮している。有効性試験(発症予防試験)の実施を計画している段階である。

出典:武田薬品工業株式会社

 

第一三共株式会社

UMNファーマは、同社独自の製造プラットフォームであるBEVS1)を用いて製造した組換えノロウイルスVLP2)抗原を第一三共に提供し、第一三共は新規投与デバイスを用いたノロウイルスワクチンの開発可能性を確認することを目的とした基礎研究を実施します。第一三共とUMNファーマは、本共同研究の結果、一定の評価基準を満たしたと判断した場合、本格的な開発に向けた協議を実施します。なお、本共同研究契約期間においてUMNファーマは、第一三共に対しノロウイルスVLP抗原を独占的に供給するとともに、さらなる提携について独占的に交渉する権利を付与します。

出典:第一三共株式会社

 

ロタウイルス

ロタウイルスワクチンはすでに発売されています。

ただ、大人用ではなく、子供用のみです。

ロタウイルスは、ほとんどの人が6か月~2歳くらいまでにかかる病気です。

乳幼児の場合は抗体がないため、ロタウイルスにかかると重症化しやすく、あらかじめワクチンを接種しておくことで、重症化を防ぐことできます。

大人はすでに抗体があるため、ワクチンを打ってもあまり意味がないようです。

大人でも免疫力が落ちている時などは発症する場合がありますが、乳幼児と比べ、重症化する可能性は低いです。

予防することが重要

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大人が接種できるワクチンがない以上、やはり大切なのは自分自身で予防することです。

ノロ・ロタは感染力が強く、なかなか倒せないため、きっちりと対策をとらないと、二次感染を引き起こします。

そうなれば、自分だけでなく、家族にまで苦しい思いをさせることにもなりかねません。

しっかりと対策をして、感染を防ぎましょう。

手洗い

ノロウイルスは食品の中では増殖せず、人の腸管内でのみ増殖します。

つまり、感染する場合、食事から直接感染するよりも、キャリア(感染者)からの二次感染の割合のほうが高いのです。
(ヒト→ヒトの感染が全体の49%、食品媒介は28%)

ウイルスが不着している場所を気づかないまま触り、素手で食品に触れると、そのまま体内に取り込んでしまいます。

なので、外出先から帰宅した場合は、食事の前に必ず手を洗いましょう。

通常の石鹸では、ウイルスを倒すことはできませんが、物理的に洗い流してしまうことができるので、手を洗うことにより感染率を下げることができます。

特に嘔吐物、排泄物などを処理した後は、念入りに手を洗いましょう。

食品の加熱処理

食品からの感染を防ぐためには、しっかりと加熱処理をする必要があります。

目安としては、通常の加熱食品であれば75℃で1分間以上の加熱。

また、下記のような、ノロウイルスの原因食品と言われているものには特に注意が必要です。

ノロウイルス食中毒の原因食品

・生カキ・カキフライ
・二枚貝(アサリ、シジミ、ハマグリ、カキ、ホタテ、
 アカガイ、トリガイ、ミルガイ、アオヤギ、ホッキガイ)

上記の食品を食べる場合は、食品の中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱が必要です。

環境の清浄

ウイルスが不着していそうな場所を除菌することで、感染率を下げることができます。

特に注意すべきなのはトイレです。

便座だけでなく、水洗レバーやペーパーカバー、トイレのドアノブなども、よく除菌しましょう。

また、トイレ以外でも、多くの人が触れる場所はウイルスの温床となりやすいので、そういった場所をこまめに清掃することが、感染拡大を防ぐことにつながります。

除菌・消毒をする場合も、1度使ったペーパーで他の場所を拭いたりして、広げてしまわないように気をつけましょう。

免疫力を高めてくれるブロリコ

 まとめ

この2種のウイルスは、同じウイルスでも型が違ったりすると、抗体が効かず、何度でも感染してしまいます。

また、抗体ができたとしても、半年ほどしか持続しないため、それを過ぎると、またかかる可能性があります。

ワクチン開発がなかなかできないのも、こういう性質を持つからなのかもしれませんね。

高い感染力といい、辛い症状といい、なんとも厄介なウイルスなので、早めにワクチンを作っていただきたいですね。

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