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クリスマスプディングはまずい?その理由は?イギリス人の評価について

食べ物・飲み物

クリスマスプディングはまずい?その理由は?イギリス人の評価について

「クリスマスプディング」をまずいと感じる人は少なくないようです。

特に、日本人にはこのイギリスの伝統的なデザートが独特すぎて、美味しいのか疑問に思うことも多いでしょう。

クリスマスプディングは、ドライフルーツやスパイスをたっぷり使った非常に濃厚な味わいが特徴ですが、日本人の味覚には合わないとされることが多いです。

では、イギリス人はどう感じているのでしょうか?

実は、イギリス国内でもこのデザートに対する評価は割れており、世代や個人によって大きく異なるのです。

この記事では、クリスマスプディングがなぜ「まずい」と言われるのか、その背景やイギリス人の評価について詳しく解説します。

クリスマスプディングはまずい?その理由は?

クリスマスプディングは美味しいの?

クリスマスプディングは、イギリスの伝統的なクリスマスデザートで、長い時間をかけて蒸し上げたドライフルーツとスパイスをたっぷり使った濃厚なお菓子です。

しかし、美味しいかどうかは、食べる人の好みに大きく依存します。

一方で、このプディングは非常に甘く、スパイスの風味が強いため、味覚に合わないと感じる人も多いです。

ドライフルーツの凝縮された甘さや、牛脂を使った特有の食感が特徴で、これが独特な「重さ」や「甘さ」につながり、初めて食べる人には「まずい」と感じられることも少なくありません。

また、クリスマスプディングは食べ方にもよります。

伝統的には、ブランデーソースやホイップクリームを添えて食べることが一般的です。

この付け合わせが、プディングの強い甘さを和らげ、風味のバランスを取ることで、さらに美味しく感じることがあるため、一概に「美味しい」「まずい」と決めつけるのは難しいところです。

ただ、日本では売られること自体が少ないことを考えると、あまりウケが良い料理とは言い難い部分があります。


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イギリス人はどう感じているのか?

イギリス人の間でも、クリスマスプディングに対する評価は分かれています。

伝統を重んじる人々や、幼少期から慣れ親しんでいる人たちは「クリスマスに欠かせない一品」として愛しています。

一部のイギリス人にとっては、プディングの濃厚な味やスパイスの風味がクリスマスの象徴であり、毎年楽しみにしている家庭も少なくありません。

しかし一方で、特に若い世代や子供たちの中には、このデザートを「苦手」とする人もいます。

ところが料理雑誌「BBCグッド・フード・マガジン」が1184人のイギリス人を対象として行った調査によると、クリスマス・プディングが好きという回答者は全体の54%のみ。嫌いな食べ物として頻繁に名前が挙がる芽キャベツを好きと答えた割合(64%)よりも少なかった。

出典:イギリス人もクリスマス・プディングが嫌い?

理由の一つとして、プディングの重く、粘り気のある食感や、強すぎる甘さ、そしてブランデーの風味が強く感じられる点が挙げられます。

現代のイギリスでは、伝統的なクリスマスプディングを避け、チョコレートケーキやトライフルなど、より軽めのデザートを選ぶ家庭も増えています。

このように、イギリス人の中でもクリスマスプディングへの反応はさまざまで、好き嫌いがはっきり分かれるデザートと言えます。

結局のところ、個人の味覚や思い出によってその評価が決まるのです。


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日本人の味覚には合わない?

クリスマスプディングは、日本人の味覚には合わないと感じる人が多いです。

理由としては、このデザートに使われる材料や調理方法が、日本で一般的に食べられているスイーツとは大きく異なるためです。

まず、クリスマスプディングには大量のドライフルーツやスパイスが使われており、味が非常に濃厚です。

さらに、砂糖が多く使用されているため、甘さが強烈です。加えて、牛脂(スエット)を使うことが一般的で、これがプディングに独特の食感を与えます。

こうした特徴が、日本人が慣れ親しんでいる軽めのケーキや和菓子の食感や風味とはかなり異なり、違和感を覚える要因となっています。

また、クリスマスプディングの伝統的な食べ方にはブランデーやラム酒が使われることが多く、アルコールの強い風味が際立つことも、日本人にとっては好まれないポイントとなりがちです。

結果として、日本人には「重すぎる」「甘すぎる」と感じられ、好みに合わない場合が多いのです。

ただ、どんな料理にも言えることですが、味覚は人によって異なるので、クリスマスプディングが美味しいと感じられる方ももちろんいます。

気になる方はやはり実際に一度食べてみるのが良いでしょう。


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イギリスのことわざにもなっている

イギリスには「プディングの味は食べてみなければわからない」ということわざがあります。

この言葉は、「The proof of the pudding is in the eating」に由来しています。

これは「物事の真価は実際に体験してみなければわからない」という意味です。

この表現は、クリスマスプディングにも当てはまります。

見た目や材料から予想できること以上に、実際に食べてみないとその味や食感、風味を理解することはできない、ということを示しています。

特にクリスマスプディングのような独特なデザートは、想像だけで判断するのではなく、自分の舌で体験して初めてその良し悪しがわかるのです。

実際に、多くの人がクリスマスプディングを「まずい」と言いますが、逆に「美味しい」と感じる人も一定数います。

このことからも、どんな食べ物でも、個人の好みや期待と実際の味わいが異なることが多いため、食べてみるまで本当の評価はできないという考え方が、このことわざに込められています。

こういったことわざに使われていることを考えると、クリスマスプディングはイギリスでも「評価が人によって異なる料理」という傾向が強いといえます。

クリスマスプディングに関するあれこれ

プディングは何語?

「プディング(pudding)」という言葉は、英語に由来する言葉です。

語源をたどると、フランス語の「boudin(ブーダン)」にさかのぼります。

この「boudin」という言葉は、ラテン語の「botellus」という小さな腸詰めを意味する言葉に由来し、肉や詰め物を使った料理を指していました。

その後、この言葉はイギリスに伝わり、デザートや蒸し料理を指す「プディング」という言葉として定着しました。

特にイギリスでは、甘いデザートだけでなく、肉や野菜を使った蒸し料理にも使われるため、非常に広い範囲をカバーする言葉となっています。

現在でも、さまざまな種類の料理が「プディング」として親しまれています。

プディングはプリンとは違う?

「プディング」という言葉は、日本ではカスタードプリンを指すことが多いですが、イギリスや他の英語圏では意味が異なります。

イギリスで言う「プディング」は、デザート全般を指すことがあり、特に蒸したり焼いたりしたデザートを示します。

クリスマスプディングのように、ドライフルーツやスパイスを使った蒸し菓子も「プディング」に含まれます。

一方、日本で「プリン」として親しまれているものは、英語では「カスタードプディング」や「フラン」と呼ばれることが多く、卵と牛乳、砂糖を使って固めた滑らかなデザートです。

食感も味も全く異なるため、日本のプリンとは大きく違います。

つまり、「プディング」という言葉は、イギリスでは広い意味で使われるため、必ずしも日本のプリンと同じものを指すわけではありません。

クリスマスプディングのように蒸して作るデザートも「プディング」に含まれるため、両者は別物と考えたほうがよいでしょう。

イギリス英語でプディングとは何?

イギリス英語で「プディング(pudding)」とは、甘いデザートや蒸し料理の総称です。

日本では「プリン」という言葉でカスタードデザートを指すことが多いですが、イギリス英語ではもっと広い意味で使われています。

「プディング」は、例えばクリスマスプディングやスティッキートフィープディングのような蒸し菓子、さらにはパンプディングやライスプディングなど、温かくてしっかりとしたデザート全般を含む言葉です。

また、甘いものだけでなく、ミートプディングやブラックプディングといった、肉や血を使った料理も「プディング」と呼ばれます。

このように、イギリス英語ではデザートや軽食全般を指す用語として使われることが多いのです。

クリスマスプディングには火をつける?

クリスマスプディングに火をつけるのは、伝統的なクリスマスのセレモニーの一環です。

この儀式は「フランベ」と呼ばれ、食卓にプディングを出す際にブランデーやラム酒などのアルコールをかけて火をつけます。

火をつけることでプディングが青い炎に包まれ、一瞬幻想的な光景を作り出します。

このセレモニーは、見た目が美しいだけでなく、アルコールの風味を飛ばしてプディングに風味を加える効果もあります。

ただし、火をつける際には十分な注意が必要です。

安全な距離を保ち、火を扱う際には常に気をつけて行うことが大切です。炎は短時間で消えるので、食べる直前に行うのが一般的です。

また、この伝統的な儀式はクリスマスの雰囲気を盛り上げ、特別な一品としてプディングを楽しむ重要な要素のひとつとされています。

クリスマスプディングは別名何といいますか?

クリスマスプディングは「プラムプディング(Plum Pudding)」とも呼ばれます。

ただし、「プラム」と言っても実際にプラム(すもも)が入っているわけではありません。

昔のイギリスでは、ドライフルーツ全般を「プラム」と呼んでいたため、この名前が付けられました。

実際にクリスマスプディングに使われる主な材料は、レーズンやカランツなどのドライフルーツ、そしてナッツやスパイスです。

この「プラムプディング」という別名は、クリスマスプディングが長い歴史を持ち、さまざまな名前で親しまれてきたことを反映しています。

現在でも、地域や家庭によっては「プラムプディング」と呼ばれることがあり、特に伝統的な名称として根強く残っています。

まとめ:クリスマスプディングはまずいと感じる人も少なくない。イギリスでも評価が分かれている料理である。

  • クリスマスプディングはイギリスの伝統的なデザートである
  • ドライフルーツとスパイスを使い、蒸して作る
  • その濃厚な甘さと独特の食感が特徴
  • 牛脂(スエット)を使うため、重い食感になる
  • 甘さが非常に強く、日本人には合わないことが多い
  • スパイスの風味が強く、独特の味わいがある
  • 伝統的にはブランデーソースやホイップクリームと食べる
  • 初めて食べる人には「まずい」と感じることが多い
  • イギリス人の間でも好き嫌いが分かれる
  • 現代のイギリスではチョコレートケーキなどに代替されることもある
  • 特に若い世代や子供たちには不評なことが多い
  • 日本人には「重すぎる」「甘すぎる」と感じられる
  • イギリスでは「プラムプディング」とも呼ばれる
  • クリスマスプディングは、火をつける儀式がある
  • 味の評価は人によって異なり、体験してみることが重要