金魚すくいのポイの厚さには種類がある?仕組みを知って賢く立ち回ろう
夏祭りといえば、金魚すくいに挑戦するのが醍醐味のひとつです。
しかし、紙がすぐに破れてしまう時もあれば、やたら長持ちする時もあるなど、何かとムラが激しい印象がありますよね。
実は金魚をすくうポイにはいくつかの種類が存在し、お店ごとに破れやすさが違うものを使っているのです。
お店が使うポイの仕組みを把握して、うまく立ち回っていきましょう。
金魚すくいの紙(ポイ)の破れやすさの差
ポイの紙の厚さには種類がある!?
金魚すくいの際に使われる、丸いプラスチックの枠に和紙を貼った物は「ポイ」と呼ばれる道具です。
実は、ポイに貼られている紙の部分というのは、紙の厚さによっていくつかの種類が存在しています。
厚さごとに4号~7号までが存在しており、号数が大きくなるほどに紙の厚さが薄くなって、より水に溶けて破れやすくなっていきます。
4号 5号 6号 7号
5号 [並]:普通
6号 [弱]:破れやすい
7号 [弱弱]:かなり破れやすい
7号はかなり破れやすいためか、お店で使われるケースは滅多にないようです。
また、wikipediaには8号という厚さの記述がありますが、どうやら今は使われていない規格のようです。
お店ではどう使い分けられているの?
どの厚さのポイを渡されるかは、店の方針によって変わってきます。
一般的には6号をメインとして使用して、金魚すくいが苦手な子供や幼児などが来店した際に、5号のポイを渡すお店が多いようです。
4号はかなり丈夫で破れにくいためか、営利目的のお店では見かけることが少ないといわれています。
現実的な狙い目としては、5号を使用しているお店です。
逆に、もっとも破れやすい7号を使用しているお店は、避けたほうが良いでしょう。
ちなみに「全国金魚すくい選手権」で使用されるポイは、5号で統一されています。
ポイの号数はどこで見分ければいい?
ポイは見かけでは厚さの判断がつかないため、使われている号数を把握するには、お店をよく観察する必要があります。
お店の裏側などにポイの箱が積んであれば、その箱の外側に何号か記述されていることがあります。
金魚すくいのお店を見つけたら、号数が書かれているものがないか、周辺をよく観察してみると良いでしょう。
また、人がたくさん集まっているお店を探してみるのも有効です。
人が多いということはそれだけ金魚がとれやすく、破れにくいポイを使用しているお店である可能性が高くなります。
「もなか+針金」のポイ
地域にもよりますが、紙のポイではなく「もなかに針金を刺したポイ」が使われているお店もあります。
もなかポイの場合、紙のように種類分けなどはないものの、総じて「紙に比べて水に弱い」といった評価をされることが多いです。
水を吸っていない間は頑丈なのですが、ふやけてくると重さを支えられなくなってしまうので、紙よりも長期戦に弱いイメージですね。
もなかポイは純粋に腕前がものをいうので、極力もなかをふやかさないように立ち回ることが大切です。
まとめ
体感的に感じる「破れやすさの差」というのは決して気のせいではなく、ポイの種類が違うことで起こります。
これを知らないと、7号を使っているお店なのに「かっこいいところを見せてやるぜ!」と意気込んで撃沈してしまう可能性があります。
いいところを見せたい方や、金魚を多めに取りたいという方は、ぜひお店のポイの号数をチェックしてみてください。