ピン札の作り方|お札のシワを伸ばして新札に近い状態にする方法
普段はそんなに意識することはありませんが、いざという時に手元にないと困ってしまうのがピン札です。
うっかり準備し忘れてしまったりすると、必要なのにピン札が入手できずに焦ってしまうこともあるでしょう。
そんな時に使える緊急手段として、お札のシワを伸ばして新札に近い状態を作り出すという方法があります。
家庭でも簡単にできる方法なので、ぜひ覚えておきましょう。
シワを伸ばしてピン札を作る方法
使用されたお札を使用してピン札を作る方法を、3種類ご紹介いたします。
3種類といっても、すべて基本的には「お札を濡らす→アイロンをかける」という流れは一緒で、違うのは濡らすのに使う材料の部分だけです。
準備するもの
①できるだけ綺麗なお札
できるだけ折り目が少なく、使用感の少ないお札を準備します。
折り目が強くついてしまっているお札の場合、シワを完全には取りきれないことがあるので注意してください。
②アイロン(スチーム以外)
アイロンはスチームアイロン以外であれば、何でも良いです。
スチームアイロンの場合、蒸気でお札が縮んでしまう恐れがあるので、やめたほうが良いでしょう。
なお、アイロンをお札に使用する際には、必ず「低温」を使用するようにしてください。
ピン札の作り方①
「水を使う方法」
・水道水
・霧吹き
・タオル
①まず霧吹きに水を入れて、タオルの上に置いたお札の両面に軽く吹きかけましょう。
霧吹きがない場合には、水に濡らしたタオルを準備してお札をタオルで挟み込みます。
②水を吹きかけた後は、少しお札に水が浸透するまで時間を置きます。
③アイロンを準備して、温度を「低温」に設定します。
高温にしてしまうと、最悪お札が焦げる可能性があるので注意してください。
④シワを伸ばすように、お札にアイロンをかけていきます。
同じ場所にあまり長く当てていると跡がつくことがあるので、常に移動させながらアイロンをかけていきましょう。
また、お札のホログラム(左下のキラキラ)部分に関しては、熱で変質してしまう恐れがあるので、アイロンを当てないようにするか、当ててもごく短時間だけにするように気をつけてください。
シワがなかなかとれない場合には、何度か繰り返しアイロンをかけてみましょう。
⑤アイロンをかけると、お札が熱で少し反ったような状態になります。
お札の熱が冷める前に、板や本などで挟む・上に重しを乗せておくなどの方法をとって、しばらく置いておきましょう。
しばらく経ってお札を取り出せば、ピン札に近い状態になっているはずです。
ピン札の作り方②
「洗濯のりを使う方法」
水ではなく洗濯のりを使うと、よりシワ伸ばし効果がアップして、パリッとした仕上がりになります。
・洗濯のり
・水
・スプレーボトル
・タオル
①まず、洗濯のりと水を混ぜ合わせます。
分量は水80mlに対して、洗濯のりが小さじ1杯です。
②混ぜ合わせたものを、スプレーボトルに入れます。
③タオルの上にお札を置いて、その上からさきほどの混合液を直接スプレーします。
④両面にスプレーした後、行き渡っていない場所があればしっかりと手などで伸ばしてあげます。
⑤あとは、水を使った方法と同じようにアイロンをかければOKです。
ピン札の作り方③
「大根おろしを使う方法」
ちょっと意外な方法として、大根おろしをお札に塗ってからアイロンをかけるという方法があります。
お札の表面には、強度を増すためにデンプンが塗られています。
大根おろしを塗ると、大根の汁に含まれている消化酵素と水分の働きによって、このデンプンが柔らかくなります。
アイロンの熱によって水分が蒸発すると、残ったデンプンが固くなり、ピン札のようにパリッした状態に戻すことができるのです。
・大根おろし(適量)
・キッチンペーパー
・タオル
①まず、大根を擦って大根おろしを作ります。
②キッチンペーパーを2つに折ってその上に大根おろしを乗せ、丸く包むようにして、てるてる坊主のような感じにします。
③水分をしっかりと絞った後、大根おろしをお札の両面にまんべんなく塗っていきます。
④塗り終わったら、あとは水を使った方法と同じようにアイロンをかけていけばOKです。
ピン札の作り方(動画)
休日にピン札・新札を入手する手段
お札のシワを伸ばす方法は、あくまでも最終手段と考えておきましょう。
完全にピン札になるわけではないですし、本物のピン札・新札を入手できるならそれに越したことはありません。
そこで、休日であってもピン札が入手できる可能性のある場所をご紹介したいと思います。
日曜日に結婚式がある場合、土曜日にこういった場所を探して、それでダメならシワ伸ばしを行う、という感じにすると良いでしょう。
結婚式場・ホテル
結婚式場やホテルというのは、銀行などに行けずに準備できなかった参加者のために、ピン札を用意してくれている場合があります。
ただ、どこの式場でも必ず両替できるというわけではないので、事前に式場やホテルに電話をかけて、新札への両替が可能かどうか確認しておきましょう。
デパート・百貨店
大型のデパートや百貨店では、レジやサービスカウンターで新札との両替えを行ってくれる場合があります。
ただ、お店によっては「ご祝儀袋を買ったお客に限る」などの条件があるため、事前にデパートに問い合わせてから行くようにしましょう。
コンビニATMでの出金
こちらは確実に入手できるわけではなく、若干のギャンブル要素がある方法です。
コンビニのATMに入っているお札は、銀行などと比較すると新札が入っている可能性が高いといわれています。
新札が出てくることを祈って出金を行えば、運がよければゲットできるかもしれません。