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アクエリアスのはちみつは赤ちゃんに影響する?ボツリヌス菌に注意

アクエリアス

アクエリアス はちみつ

1歳未満の乳児にはちみつを与えると、乳児ボツリヌス症を引き起こす恐れがあります。

はちみつはジュースなどにも含まれているので、うっかり飲ませてしまわないよう、普段から注意しておかなくてはなりません。

実はスポーツドリンクのアクエリアスには、一部にはちみつが含まれていることをご存知でしょうか。

アクエリアスを飲ませる際の注意点について、ぜひこの機会に知っておきましょう。

アクエリアスに含まれている蜂蜜

はちみつが入っているタイプとは

現在はちみつが原材料として使われているのは、粉末タイプのアクエリアスのみです。

以前は、アクエリアス系全般ではちみつが使われており、原材料にもしっかりと記載されていました。

ただ、それに気づかずに赤ちゃんに与えてしまう方が多く、一部では問題視されていたようです。

そういったことを受けてか、現在は製法が変更され、はちみつはペットボトルタイプのアクエリアスでは使用されなくなりました。

(いつ変更されたかは不明、2012年はまだ記載があったが2015年には消えている)

しかし、粉末タイプのアクエリアスにだけは現在もはちみつが使われているため、注意が必要です。

ボツリヌス菌は加熱処理に非常に強く、飲料に使用された場合でも、ごく低確率で菌が残っていることがあるといいます。

しかし、粉末加工の場合にボツリヌス菌がどうなるかは調べてもいまいち分からず、粉末のアクエリアスが危険かどうかは不明です。

ただ、あえてはちみつが入ったものを飲ませる理由もないですし、アクエリアスが赤ちゃんに必須なわけでもありません。

念のため、粉末タイプで作ったアクエリアスは、1歳未満の赤ちゃんには飲ませないほうが良いでしょう。

母親はハチミツを飲んでも大丈夫?

粉末のアクエリアス以外にも、市販されているジュースの中には、はちみつが使われているものが多く存在します。

子供に飲ませていけないのは当然としても、これらの飲料を母親が飲んだ場合、母乳を介してボツリヌス菌が子供に感染しないか不安になる方もいるでしょう。

しかし、母親がはちみつを摂取することについては何も問題はありません。

1歳未満の子供にボツリヌス菌が毒となるのは、大腸の消化機能が未発達であり、ボツリヌス菌の増殖を抑えられないのが原因です。

しかし、母親がはちみつを摂取した場合は、ボツリヌス菌は体内でちゃんと消化されるため、母乳などに混ざる心配はありません。

子供に与えるのは絶対にダメですが、母親まではちみつを我慢する必要はない、ということを覚えておきましょう。


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イオン飲料の常飲はリスクを伴う

イオン飲料の常飲はリスクを伴う

そもそもな話をすれば、赤ちゃんにスポーツドリンクはあまり飲ませるべきではありません。

スポーツドリンクに代表される、ナトリウムやカリウムなどの電解質が入っている飲み物のことをイオン飲料といいます。

子供にあまりイオン飲料を飲ませすぎると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす恐れがあります。

市販のイオン飲料は、大人が飲むことを前提に成分調整がなされているため、かなり多くの糖分が含まれています。

糖分をエネルギーに変換するには、ビタミンB1が必要となります。

ビタミンB1はイオン飲料には入っておらず、赤ちゃんの場合はミルクか離乳食からしかビタミンB1を摂取できません。

そのため、ミルクや離乳食をあまり摂らずにイオン飲料ばかりを飲んでいると、ビタミンB1が不足してしまう恐れがあるのです。

ビタミンB1欠乏症になると、下記のような病気を引き起こすことがあります。

【ビタミンB1欠乏で起こる病気】

<ウェルニッケ脳症>
神経に異常をきたす急性疾患。
意識障害・目の動きの異常・運動異常などが起こる。

<脚気(かっけ)>
ビタミン欠乏で起こる栄養障害病。
倦怠感・食欲不振・むくみ・動悸などが起こる。
進行すると心不全を起こすこともある。

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B1欠乏以外にも問題点は多い

イオン飲料の常飲には、ビタミンB1の欠乏以外にも、

・糖分過多による肥満
・砂糖の摂りすぎによる虫歯

などのリスクがあります。

イオン飲料を日常的に飲ませていたら、赤ちゃんの乳歯がすべて抜け落ちてしまった、という恐ろしい話もあるので注意が必要です。

また、赤ちゃんが一度甘い味を覚えてしまうと、そればかり欲しがるようになり、他の飲み物を嫌がるようになるという問題もあります。

本来、スポーツドリンクをはじめとしたイオン飲料は、日常の水分補給用ではなく、運動後や風邪の時などの発汗時を想定して作られています。

そのため、大人であっても常飲するのは好ましくなく、ましてや子供に飲ませるというのは非常にリスクが大きいのです。

ベビー用イオン飲料を使う

最近では、赤ちゃん用のイオン飲料も販売されています。

こちらであれば、スポーツドリンクよりも薄味で、糖分や栄養素なども赤ちゃん用にきちんと調整されています。

もし入手が可能であれば、スポーツドリンクよりもこちらを使ったほうが良いでしょう。

ただ、これらのベビー用イオン飲料においても、糖分過多や虫歯といったリスクがあるのはスポーツドリンクと一緒です。

風邪で熱を出した時や、熱中症になりそうな真夏日など、できるだけ水分補給が重要な時だけに使うのが望ましいです。

日常的に飲ませるのは極力避け、普段の水分補給はミルク・湯冷まし・お茶などを用いるようにしましょう。


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まとめ

以前はアクエリアス飲料全般にはちみつが入っていましたが、現在はペットボトルタイプには入っておらず、粉末タイプだけに使われています。

知らないとうっかり飲ませてしまう可能性があるので、十分に注意しておきましょう。

また、本来スポーツドリンクは赤ちゃんには向いておらず、水分補給が重要なタイミング以外はあまり飲ませるべきではありません。

イオン飲料はベビー用を使うようにして、日常的に飲ませるのはなるべく避けてください。