こたつをしまう時期はいつが良い?タイミングの見極めと寒さ対策
冬の寒い時期を支えてくれる暖房器具といえばこたつです。
春を過ぎて暖かくなってくればその役目も終わり、次の冬の時期に備えてしまっておく必要が出てきます。
しかし、気温が中途半端だったりすると、片付けてしまっても大丈夫なのか迷ってしまうこともあるでしょう。
こたつをしまう時期はいつが良いのか、その見極め方について知っておきましょう。
こたつをしまう時期はいつがいい?
一般的にこたつをしまう時期はいつか
こたつをいつまで出しておくかについては、特に決まりがあるわけではないため、各家庭によっていろんなパターンがあると思います。
おそらくもっとも一般的なのは、4月中旬~ゴールデンウィーク手前あたりまでの期間でしょう。
地域にもよりますが、4月は日によってはまだ冷え込むことがあるため、念のために残しておく人も多いです。
しかし、4月後半から5月のGW手前あたりはだいぶ気温が上昇し、ともすれば暑いと感じる日も出てくるので、この辺りで片付けを始める人がぐっと増えてきます。
東京を例に出すと、4月の平均気温は13.5℃なのに対して、5月の平均気温は18.2℃と大幅に高くなります。
体感的に「もういらないかな?」と思ってから片付けたとしても、だいたいこの期間内ぐらいに落ち着くことが多いでしょう。
なお、雪が多くて寒い地域の場合には、5月になっても平均気温が12~13℃とかなり低いため、6月あたりまでは出しておいても問題ないでしょう。
片付けた後に来る寒さへの対策
こたつをしまう際に心配になるのは、やはり急に気温が下がった時の対応です。
年によっては、ゴールデンウィーク以降でも気温が急降下したり、梅雨時期に寒い思いをする場合があるため、こたつを片付けるのをためらってしまうこともあるでしょう。
片付けるかどうかで迷う場合には、以下の2つの方法から自分に適しているほうを選ぶといいでしょう。
こたつ以外の暖房で対応する
まず1つ目は、こたつを片付けたうえで、急な寒さはこたつ以外の暖房器具によって耐えるという方法です。
こたつは暖房器具として非常に優秀なため、人によっては他の暖房器具では寒くて辛いという意見もあるでしょう。
しかし、5~6月あたりの気温の低い日は、真冬の寒さに比べればそれほど厳しくはありません。
あまりにひどい大寒波が来た時や、極寒地の場合は別ですが、たまに来る寒さ程度であれば無理にこたつを使用せずとも、しっかりと服を着込んだり、他の暖房器具の使用で十分対応できることも多いです。
自分の所持している防寒着や暖房器具を踏まえ、こたつを片付けても大丈夫かどうかを判断しましょう。
なお、どうしても寒すぎて辛い場合には、こたつを再び引っ張り出せばいいだけなので、そこまで深刻に悩む必要はありません。
こたつをあえて片付けない
2つ目は、開き直ってこたつが完全に不要になるまで出しっぱなしにしておく方法です。
こたつを片付けるのが遅くなるというデメリットはありますが、たとえ急な大寒波が来たとしても難なく対応することができます。
寒いのが苦手な方や、冷え性などで寒い日はこたつがないとダメという方は、こちらの方法がおすすめです。
梅雨明け以降は気温が急上昇してくるため、その頃になったらすみやかにこたつを片付けましょう。
梅雨までこたつを出す時の注意点
こたつはダニが繁殖しやすい
こたつを梅雨の時期まで片付けない場合、注意しなければならないのがダニの繁殖です。
春以降、空気中の湿度は緩やかに上昇していきますが、それがピークとなる梅雨の時期は、もっともダニが繁殖しやすい季節です。
こたつはその構造上、中に湿気がこもりやすいため、梅雨のこたつはダニにとって非常に住みやすい環境となってしまいます。
梅雨はもともと布団のダニに悩まされる季節ですが、こたつでの同様の悩みが発生する可能性があるのです。
また、こたつはダニだけでなくカビが繁殖してしまうこともあります。
寒さ対策を優先してこたつを片付けない場合には、こういったリスクがあることを踏まえ、冬以上にしっかりとこたつの手入れを行う必要があることを覚えておきましょう。
特にアレルギー疾患や喘息持ちの方は、梅雨の時期のこたつ使用については熟慮したほうがいいでしょう。
まとめ
こたつをしまう時期というのは、その年の気温状況や寒さはもちろんのこと、個人の考え方や戦略によっても変わってきます。
暖かくなったらさっさとしまうのも良いですし、リスクを承知でギリギリまで片付けないのもひとつの戦略です。
気温などの推移を見ながら、自分にあった片付けタイミングを見出しましょう。
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