寝る前にオレンジジュースを飲むと太る？痩せる？飲み方の注意点
オレンジの酸味と甘みが一緒に味わえるオレンジジュース。
暑い季節などは特に美味しく、スポーツの後や風呂上がりなどに飲むと手軽にリフレッシュできるのが魅力的です。
そんなオレンジジュースですが、寝る前に飲むとなると、太るのかどうかの心配や睡眠への悪影響が懸念されます。
この記事では、寝る前にオレンジジュースを飲むことがどんな影響を及ぼすのかについて、詳しく解説していきます。
寝る前のオレンジジュースは太る？
夜のオレンジジュースは太りやすい
寝る前のタイミングでオレンジジュースを飲むことは、太る原因になることがあります。
オレンジジュースには糖質が多く含まれており、その糖分が夜間に摂取されると、エネルギーとして消費される機会が少なくなります。
寝る前は活動量が減るため、体がエネルギーを消費しきれず、余った糖分が脂肪として蓄積されやすい状態です。
特に睡眠中は代謝が低下するため、糖質が体内で脂肪に変わりやすい傾向があります。
夜間は食べた物が脂肪として蓄えられやすい時間帯であるため、糖分を多く含むオレンジジュースは避けた方が良いでしょう。
夜は空腹の影響もあって、ジュースなどの甘い飲み物はついつい飲み過ぎてしまうことが多いです。
過剰な糖分の摂取は体重増加を促進するため、夜に飲む習慣はできるだけ控えることが大切です。
胃酸過多が睡眠にも影響を及ぼす
空腹時にオレンジジュースを飲むと、胃酸の分泌が増えるため、胃に悪影響を与える可能性があります。
特に夜間や寝る前に飲むと、胃酸が過剰に分泌され、胃もたれや胸やけを引き起こすことがあります。
オレンジジュースは酸性が強く、空腹時に摂取すると胃の粘膜が刺激され、胃酸過多の原因になりやすいのです。
これにより、睡眠の質にも悪影響が出ます。
胸やけや胃もたれは、寝ている間に不快感を引き起こし、深い眠りを妨げてしまいます。
結果として、十分な休息が取れず、翌日の体調にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、オレンジジュースに含まれる糖分が血糖値を急激に上昇させ、その後の急激な低下が睡眠のリズムを乱す原因にもなります。
オレンジジュースだけに限らず、柑橘系の果物やジュースは、就寝前はなるべく避けるようにしましょう。
寝る前は何を飲むべき？
どうしても寝る前にジュースが飲みたい場合には、オレンジジュースよりもぶどうジュースの方が適しています。
ぶどうジュースにはメラトニンという睡眠を促進する成分が含まれており、睡眠の質を高める効果が期待できます。
また、抗酸化作用もあるため、体内のストレスを軽減し、リラックスした状態で眠りに入ることができます。
ただし、ぶどうジュースもオレンジジュースと同様に糖分が多く含まれているため、飲みすぎると太りやすくなるという問題点は一緒です。
そのため、健康を気遣うのであれば、ぶどうジュースであってもあまりおすすめはできません。
理想としては、寝る前は白湯・ホット麦茶・ハーブティーなどを飲むのが望ましいです。
カフェインを含まずに温かい飲み物は、睡眠を妨げることなく、リラックス効果を引き出してくれます。
オレンジジュースを飲む際の注意点
100％オレンジジュースならOK？
100％オレンジジュースであっても、寝る前に飲むのは避けた方が良いです。
たとえ砂糖不使用の100％ジュースであっても、果糖が多く含まれているため、寝る前に摂取すると余った糖が消費されずに脂肪として蓄積されやすくなります。
また、柑橘類が胃酸を増やすという点も変わらないため、睡眠の質を下げてしまうという点では一緒です。
夜遅い時間帯はジュース以外を選ぶようにして、オレンジジュースはもう少し早い時間帯に飲むことを心がけてください。
朝にオレンジジュースを飲むのもNG
では朝にオレンジジュースを飲めばいいのかと思うかもしれませんが、こちらもおすすめしません。
オレンジには「ソラレン」という成分が含まれており、この成分は肌の紫外線に対する感受性を高めます。
朝にソラレンを含む柑橘類を摂取し、その後に紫外線を浴びると、肌のメラニン生成が促進されて、シミや日焼けが起こりやすくなってしまいます。
ソラレンはオレンジやレモンなどの柑橘類に多く含まれており、肌のことを考えるのであれば朝の摂取は避けるべきなのです。
果物以外だと、春菊・パセリ・セロリ・みつ葉などにもソラレンが含まれています。
また、日焼けを気にしない、家から出ない場合などであっても、空腹時にオレンジジュースを飲むのは健康に良くないという話もあります。
Mỹプリンストン大学の専門家らによると、食事前、特に朝食前にオレンジジュースを飲むべきではないという。
Cell Metabolism誌に掲載された研究によると、オレンジジュースには果物に含まれる糖の一種であるフルクトースが多く含まれており、空腹時に摂取すると肝臓や腸に有害であることが示されています。
出典：オレンジジュースを飲んではいけない時間帯 – Vietnam.vn
朝食前に飲んでいる方や、寝る前に飲む習慣がある方は気を付けた方が良いでしょう。
オレンジジュースはいつ飲むべき？
オレンジジュースを飲むのに最適なタイミングは、運動後です。
運動後に体が消耗したエネルギーを効率的に補充するため、オレンジジュースに含まれる果糖が素早く吸収され、疲労回復に役立ちます。
また、オレンジジュースにはクエン酸が含まれており、筋肉にたまる乳酸の分解を促進し、体をリフレッシュさせる効果も期待できます。
ただ、前述のように、オレンジジュースは肌を紫外線に対して敏感にしてしまう作用があります。
運動を終えて日の当たる場所に行かなくなってから飲むか、日焼け止め対策をしっかりと行ったうえで飲むといった工夫が必要です。
睡眠への影響や肌の健康を踏まえると、日が落ちている&睡眠まで時間がある夕食時あたりが適しているといえるでしょう。
オレンジジュースは意外と扱いが難しいので、デメリットを理解して、飲むタイミングはよく考えましょう。
まとめ：寝る前にオレンジジュースを飲むと太りやすい&胃酸過多の可能性があるのでやめた方がよい。
この記事のポイントをまとめます。
- 寝る前にオレンジジュースを飲むと太りやすい
- オレンジジュースは糖分が多く、夜は消費されにくい
- 寝る前に糖分を摂取すると脂肪として蓄積されやすい
- 睡眠中は代謝が低下し、糖質が脂肪に変わりやすい
- 夜にオレンジジュースを飲む習慣は体重増加を促進する
- オレンジジュースの酸性度が胃酸過多を引き起こす可能性がある
- 胃もたれや胸やけを引き起こし、睡眠の質を下げる
- オレンジジュースは血糖値を急激に上昇させ、睡眠リズムを乱す
- 柑橘系のジュースは就寝前には避けるべきである
- 寝る前に飲むなら、白湯やハーブティーが理想的
- 100％オレンジジュースでも寝る前には適さない
- 朝にオレンジジュースを飲むとシミや日焼けのリスクがある
- ソラレンが紫外線に対する感受性を高める
- 運動後にオレンジジュースを飲むと疲労回復効果がある
- オレンジジュースは運動後や夕食時に飲むのが適している