【ホンマでっかTV】寝る時は真っ暗派?少し明るく派?照明の影響とは【5月4日】
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最終更新日:2020/02/06
健康・身体

5月4日に放送された「ホンマでっか!?TV」の中で、寝る時は「真っ暗にする」or「少し明るくする」という内容について取り上げられていました。
人によって好みは違うと思いますが、科学的に見てどちらが得なのかは気になるところですよね。
備忘録を兼ねて、情報をまとめてみました。
真っ暗 vs 少し明るい
心理学の観点
日中にあまり寝た気がしないという人は、大抵明るい時に寝ている場合が多いそうです。
主観的に「ああ、しっかり寝たな」と感じるためには、暗い状態で睡眠に入り、起きた時に明るい状態のほうが良いそうです。
環境学の観点
真っ暗にして寝ると、悪夢を見やすくなるそうです。
これはなぜかというと、人間は昼間の間に見た大量の映像が脳に蓄積されています。
蓄積された映像は、睡眠中に「抽象化して整理する」という作業を行い、この作業にはおよそ3~4時間ほどかかります。
真っ暗な状態で睡眠に入った場合、起きている状態と寝ている状態が真っ暗で同じなため、脳が混乱を起こしてしまいます。
すると脳は、画像受け取ればいいのか、整理すればいいのか区別がつかず、結果的に悪い夢を見やすくなってしまうそうです。
統合医療の観点
人間は太古の昔、夜は火を焚いて、月や星などの薄明かりの下で眠っていました。
そのため、寝る時には少しは明かりがあったほうが、身の安全を確保して安心できるという性質を持っています。
逆に真っ黒な状態で寝るということは、明かりが一切ないという状況に置かれるため、無意識のうちに不安になってしまい、ぐっすり眠れないそうです。
直接目に入る強い光はだめですが、ほんのり明るい状態のほうが快眠できます。
動作解析の観点
ぎっくり腰は、朝に起きやすいという性質があります。
これは、寝返りの回数が極端に片方に偏った場合、血液が偏ってしまうため、朝ぎっくり腰が起こりやすくなるのです。
寝返りの偏りは、寝ている時の照明の顔や目への当たり具合などによって変化するため、寝る時に照明をつける場合には、寝返りが偏らないような照明配置にしたほうが良いです。
フットライトなどが特におすすめで、これならば寝返りに影響しにくく、ぎっくり腰になりにくくなるそうです。
脳科学の観点
少し明るくして寝た方が、脳波的には深い眠りになるそうです。
良い眠りを得るためには、最初の1時間半できちんと深い眠りに入れるかどうかが重要になってきます。
人は不安感を感じていると、左脳が活性化して浅い眠りになりやすくなります。そのため、真っ暗だと不安感を感じやすく、眠りが浅くなってしまいます。
ただし、これはあくまで一般論としてのことで、睡眠は個人差がよるところが大きいため、それぞれの明るさを1週間ほど試してみて、自分に合うかどうかを確認したほうが良いです。
朝にIQが高い人と夜にIQが高い人がいる
IQが高い時間帯というのは、人によって異なります。
学校や会社などの現在の制度は、朝から始業が基本であり、朝にIQが高くなる人向けに作られているシステムがほとんどです。
夜にIQが高い人にとっては、少々行き辛い世の中かもしれませんね。
適切な睡眠時間
自分にとって適切な睡眠時間を調べるには、30分間ずつずらして1週間試してみて、満足感が高い時間を選ぶのがベストだそうです。
脳は起きる時間を調節できる?
目覚ましを使って起きた場合は、睡眠の質が悪くなると言われています。
本来人間の脳は、寝る前に起床する時間を意識すれば、脳は自動でそれを計算し、時間通り起きることができるそうです。
統計
真っ暗が良い
・心理学
少し明るいほうが良い
・環境学
・統合医療
・脳科学
・動作解析(できればフットライト)
まとめ
私は少し明るい状態で寝るタイプなのですが、真っ暗で寝ると人は無意識に不安感を抱くものなのですね。
私が薄明かりをつけているのは、夜トイレに行く時に物にぶつかるのが嫌なだけなのですが、太古の昔の習性の名残なんていう深い理由があったとは全然知りませんでした。
好みの問題もありますので一概には言えませんが、よく眠れないという方は、思い切って照明を変えてみるのもいいかもしれませんね。
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