チキンラーメンの卵が固まらないのは何故?作り方次第で綺麗な白身に!?
チキンラーメンを作る際に入れる具の代名詞といえば、もちろん卵ですよね。
しかし、卵の白身が上手いこと白く固まらずに、もやもやした気持ちを抱えている方はとても多いことでしょう。
卵がうまく固まらない理由と、それを改善させる方法について解説いたします。
チキンラーメンの卵が固まらないのは何故?
パッケージやCMみたいにならない!
チキンラーメンのパッケージを見ると、白身だけが綺麗に固まった卵が写っています。
しかし、これを再現するのは予想以上に難しく、「一向に成功しない」という人が私を含めて少なくないと思います。
「卵が白く固まらない」という悩みがよほど多く寄せられたのか、日清食品さんはわざわざ下記のようなCMを作成してやり方を解説しています。
上記の動画で紹介されているのは、「外からゆっくりまんべんなく、熱湯をやさしく白身に直撃させる」という方法。
とはいえ、実際にはこれだけではなかなか上手く固まらないんですよね‥‥
経験した方ならばわかると思いますが、白身を固まらせるにはダイレクトにお湯を当て続ける必要があります。
しかし、白身は直撃させてもなかなか固まらないうえに、躍起になってかけ続けると、白身で跳ね返ったお湯のせいで周りがびちゃびちゃになってしまう始末。
そしてその結果出来上がるのか、白いところと透明なところが入り混じったなんとも微妙な出来栄えの卵‥‥
パッケージのように、白身がバシッと固まった状態を作るには、ただお湯をかけるだけでは難しいといえます。
卵をうまく固める作り方
卵の温度で固まりやすい状態を作る
なぜお湯をかけた際に卵が固まりにくいのかというと、卵を冷蔵庫から出してすぐ使っているからです。
冷蔵庫から出したばかりの冷えた卵はお湯の熱さを相殺してしまうため、上手く白身を固めることができません。
まずは、卵を先に冷蔵庫から取り出しておいて、常温まで戻してから使うようにしましょう。
ただ、常温まで戻して使ったとしても、容易に白身を固められるかといえばそう簡単な話でもありません。
可能ならば、卵をマグカップなどに入れてぬるま湯を注いでおき、事前に卵を温めておきましょう。
卵自体の温度が高いほど、お湯を注いだ際に白身が固まるのが早くなります。
どんぶりにも工夫&しっかりとしたフタ
もうひとつ重要なのが、ラーメンを入れるどんぶり(丼)もあらかじめ温めておくことです。
お湯は、器に注いだだけでもあっという間に温度が下がるため、器が温かければそれだけ温度が低下しにくくなります。
温める方法としては、どんぶりに一度熱湯を注ぎ、器がある程度温まったらお湯を捨てましょう。
器を温める分とラーメンに注ぐ分のお湯が必要なので、お湯は多めに沸かしておいてください。
また、お湯を注いだ後に上からかぶせるフタもかなり重要です。
フタは、どんぶりの中の空間をしっかりと密閉できるようなものを使いましょう。
さらに万全を期すのであれば、どんぶりと同じようにフタもあらかじめお湯で温めておくと良いでしょう。
なお、チキンラーメン専用のふた付きどんぶりも販売されていますので、これを使うと楽かもしれません。
準備が整ったら作ってみよう
②卵をたまごポケットにそっと割り入れる
③ポットのお湯などではなく、沸騰したばかりの熱いお湯を準備
④外からゆっくりとまんべんなくお湯を白身にかけていく
⑤素早くフタをして3分間待つ
※フタがない場合はラップを使おう
それでも卵が固まらない時は?
正攻法以外の方法を使う
上記の方法を用いても実現できない方のために、他の2つの方法をご紹介します。
こちらは少し変則的な方法なので、「普通の作り方で固めないと意味がない!」という方には不向きです。
鍋を使って作る方法
どんぶりではなく、鍋でチキンラーメンを作ります。
鍋は非常に密閉性が高いこともあり、どんぶりよりも白身が固まる可能性が高くなります。
作り方としては2つあります。
◆鍋で煮込む方法
1人用の鍋を使って、450mlのお湯で麺を1分煮込めば完成。
このやり方は袋の裏に普通に書いてある方法で、フタをしっかりして蒸らせば卵をしっかりと固めることができます。
◆鍋にお湯を注ぐ方法
1人用の鍋にお湯を沸かして沸騰させ、鍋とフタが温まったら一度お湯を捨てます。
あとはどんぶりと同じように、鍋にチキンラーメンを投入して卵を割りいれ、お湯を注いでフタを閉めて3分待てばOKです。
こちらは、どうしても「熱湯を注いで3分待つスタイル」でないと気がすまない人向けですね。
なお、チキンラーメン専用の土鍋が存在するので、鍋を使うのは公式でも認められた方法のようです。
卵の白身を先に固めてしまう方法
先に卵に熱を通して、白身を固めてから投入するという方法です。
電子レンジで温泉卵を作る方法を応用し、ほんの少しだけ固まった卵を作ります。
①耐熱性のコップにごく少量の水を入れる
※コップに卵がくっつくのを防止
②その上から卵を割りいれる
③卵が浸かる程度まで水を注ぐ
※水が少ないと卵が爆発する恐れあり
④500Wの電子レンジで40~50秒ほど加熱
⑤卵が半熟になったら、ザルにそっとあけて水をきる
⑥卵をチキンラーメンの上に乗せてお湯を注ぐ
④のところで、電子レンジで加熱する時間に幅をもたせてありますが、この時間が長いほど白身がより固くなります。
自分の好みに合わせて、うまく時間を調節してください。
完璧に作るのはやはり難しい
どうしてもパッケージのように完璧な卵を作りたくなってしまいますが、正直なところ難易度は高いです。
やはりCMやパッケージは見た目が重要ですし、予算をかけて作りこんであることもあり、一種の理想像を描いた姿ともいえます。
それを家庭で完全再現するとなれば、やはり運などにも左右されてしまうことでしょう。
とはいえ、理想は追い求めてみたくなるもの。
ここで紹介した方法を使えば理想に近づけることができるので、是非一度チャレンジしてみてください。
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