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友引のお見舞いはマナー違反?考え方とトラブルを未然に防ぐ対処法

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友引 お見舞い

誰かのお見舞いに行く時、縁起が悪いとされる仏滅や赤口などを避ける人は多いと思います。

しかし、一般的に吉日とされている友引にも、「お見舞いには不向き」とする解釈が存在することをご存知でしょうか?

気にする人はあまり多くないですが、非常識だと思われないためにも覚えておいて損はありません。

お見舞いにおける友引の解釈と、それを防ぐ方法について、この機会に知っておきましょう。

友引のお見舞いはマナー違反?

友引のお見舞いはマナー違反?

お見舞いの時の友引の解釈

お見舞いに行く際のマナーとして、「友引の日は避ける」というルールなどはありません。

しかし、ひとつの考え方として、お見舞いで友引を選ぶのは縁起が悪いとする解釈の仕方があります。

友引は「凶事に友を引く」という意味を持っており、一般的に葬式などの弔事は避けられる傾向があります。

そうした意味から「病気やケガが友に及ぶ」として、友引を選ぶのは不吉だと解釈される場合があるのです。

また、友引には「勝負がつかない日」という意味もあります。

これは本来は賭け事に対するもので、何をやっても引き分けで終わる日なので、友引の勝負事は決着がつかないとされています。

そこから転じて「病気や怪我に勝たないといけないのに、勝負がつかない友引は不吉」と解釈されることがあるのです。

トラブルを未然に防ぐには

こういった解釈には個人差があるため、マナー違反になるかどうかは相手によります。

ただ、人の価値観までは分からないので、非常識だと思われるリスクを減らすためにも、対策はしておいたほうがいいでしょう。

トラブル防止に有効なのは、あらかじめ相手にお見舞いに行く日付の確認を取ることです。

電話でもメールでもいいので、「○日に行ってもいいですか?」と具体的な日付を指定して相手にたずねます。

相手から「その日なら大丈夫」という返事をもらえれば、自分でOKした手前、マナー違反といわれる可能性はぐっと低くなります。

もし「その日は友引じゃないか?」と相手が反応した場合は、「すみません、手元のカレンダーには六曜がついていなくて」といえば、知らなかったで通せます。

そして、相手が六曜を気にするタイプだとわかれば、お見舞いに行く日を大安などに変更すればいいわけです。

あらかじめ相手にアポをとるのはマナー的にも良いことなので、そのついでにさりげなく六曜に関して探りを入れておきましょう。


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配慮しておいたほうが良いケース

配慮しておいたほうが良いケース

気心の知れた友人や、付き合いの長い知り合いであれば、六曜に配慮しなくてもそれほど問題にはならないでしょう。

ただし、以下のような場合は注意しておいたほうが賢明です。

まず、年配の方のお見舞いに行く場合。

年配の方は六曜を気にする傾向が強く、なるべく縁起の良い日を選んで行ったほうが何かと無難です。

もし本人には聞くのが憚られる場合には、家族の方にお見舞いの日取りを確認しておくのが良いでしょう。

そして、もうひとつ注意したいのが仕事やビジネス上の相手です。

会社の上司や上役、取引先などのお見舞いに行く場合、マナー違反に気をつけないと、相手の機嫌を損ねる可能性があります。

お見舞いに行く際は忘れずにアポを取り、極力リスクを減らしておいたほうがいいでしょう。

地域の差&友引以外の不吉な日

こういったマナーがどの程度重視されるかは、地域によっても変わってきます。

特に何てことのない事柄が、ある地域ではタブー扱いされることもあるので、注意しておくに越したことはありません。

よく知らない土地や遠方に行く際は、本人もしくは知っている方に事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

なお、お見舞いの日取りで不吉とされる日は、友引以外にもいくつか存在します。

六曜ばかり気にしてうっかりハマらないよう、十分に注意してください。

【お彼岸】
亡くなった人の霊をお参りする日。
この時期のお見舞いは、生者を故人として扱うことになるのでタブーとされる。
昔から存在する有名なマナーなので、十分に気をつけること。

【お盆】
ご先祖様があの世から帰ってくるとされ、先祖供養をする時期。
それゆえにお見舞いは「縁起でもない」とされる。
お彼岸同様、有名なマナーなので注意。

【赤口】
赤という字から、刃物や血などに関する災いに注意が必要な日。
病院との相性が悪いため不吉とされる。
気にする人はあまり多くはない。

【仏滅】
1日中運気が悪く、万事に凶となる日。
お見舞いとの相性は赤口のほうが悪いが、知名度は圧倒的にこちらが上。
六曜では一番有名な凶日なので、避けるのが無難。

お彼岸やお盆のお見舞いがタブーなのは、けっこう有名な話です。

たとえ本人が気にしていなくても、家族に良い顔をされないことが多いので、これらの時期はなるべく避けることをおすすめします。


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お見舞い品にも注意が必要

お見舞いに行く際は、日取りだけでなく、持っていくお見舞いの品にも注意が必要です。

縁起が悪いとされる品物をまとめたので、よく確認しておきましょう。

注意が必要なお見舞いの品

【鉢植えのついた花】
「根付く」→「寝付く」を連想させる。
病気が長引くことをイメージして縁起が悪い。

【縁起の良くない花】
シクラメン:死や苦を連想
アジサイ:色あせて枯れていくため不吉
菊:葬式で飾られる花のイメージが強い
椿:枯れる際に首が落ちる
バラ:血を連想させる
白・青・紫の花:お悔やみに使う色

【生花】
持ち込み禁止の病院があるので要確認

【食べ物・飲み物】
病気の種類によってはNGなので要確認

まとめ

友引でのお見舞いが不吉とされるのは解釈の問題であり、マナー違反と感じるかどうかは人によります。

あらかじめ、お見舞いに行く日を相手に確認しておけば、アポと同時にマナー的な懸念も払拭できるでしょう。

ほんの少しの配慮でリスクを減らすことができるので、いざという時のために覚えておきましょう。


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