加湿器のカルシウム汚れを掃除する方法|クエン酸で白い塊を落とそう
寒い季節になってくると、何日も連続で加湿器を稼動し続けることが多くなってきますよね。
ただ、あまり加湿器を掃除しないで連続使用していると、水道水の中のカルシウムなどが結晶化して、白い塊がびっしりと詰まってしまうことがあります。
加湿器は毎日使用するものですし、あまり汚い蒸気を出されても困るので、定期的に手入れをしていきましょう。
加湿器のカルシウム汚れを落とすには
加湿器はいろいろな汚れがいっぱい
肌の荒れを防いでくれたり風邪予防に役立つ加湿器ですが、水を扱う製品である以上、使用しているとさまざまなな汚れが付着します。
水垢やカビなどのほか、白くてよく分からない塊のようなものが付いていることも多いでしょう。
これらは何かというと、水道水に含まれるミネラル(カルシウム)分が石灰化したものです。
ミネラル以外にも、鉄分やカルキ、シリカなど、水道水に含まれている成分はいろいろと結晶化して加湿器の内部に汚れとして溜まります。
ついたばかりの汚れであればそれほど苦労はしませんが、長期間放置されたものは石や岩のように硬くなってしまうため、そうなると剥がすだけでも大変です。
掃除を後回しにすればするほど、自分が後で苦労することになるので、普段から定期的に掃除を行うクセをつけておきましょう。
週1回程度を目安に掃除すれば、汚れを取るのにそれほど苦労することはないでしょう。
頑固な塊には「クエン酸」が有効
巨大なカルシウムの結晶や、びっしりとこびりついた塊がある場合には、クエン酸を使って落としていきましょう。
こういった汚れは、結構しつこくこびりついているため、スポンジなどでこすってもなかなか落ちません。
しかし、これらの汚れはアルカリ性であるため、酸性であるクエン酸を使えば、非常に簡単に落とすことができるのです。
クエン酸は、薬局やスーパーで簡単に購入することができるので、加湿器を長く使用するのであれば掃除用に購入しておくと良いでしょう。
なお、いきなりクエン酸を使用するのではなく、必ず加湿器に付属している説明書をよく読んでおくようにしてください。
加湿器はタイプによって清掃方法が異なりますし、加湿器によってはクエン酸が使用不可なタイプも存在します。
間違った方法を実行して、加湿器を壊してしまわないように注意しましょう。
クエン酸を使って加湿器を掃除しよう
クエン酸を使った汚れの落とし方
クエン酸を使用した、加湿器の清掃手順をご紹介いたします。
下記は大まかな流れですので、お使いの加湿器の清掃方法に従って細かい部分を修正するようにしてください。
①お湯3リットルに対して、20gのクエン酸を溶かす。
②①で作ったものを加湿器に入れて、電源を入れずに一晩おいておく。
③一晩おいた加湿器からお湯を捨て、中を水ですすぐ。
一晩つけておくことで、加湿器にこびりついた汚れをクエン酸が溶かしてくれます。
長期間にわたって結晶化した巨大な塊でない限り、おおよその汚れは水ですすぐ段階で剥がれていくことでしょう。
水洗いだけでは汚れが残ってしまう場合には、スポンジなどで軽く洗って落としましょう。
もし、汚れが大きすぎてしつこく残る場合には、①~③を落ちるまで繰り返すようにしてください。
クエン酸は体に害になったりしない?
クエン酸は食料品などにも使われているものなので、安全性は高いです。
クエン酸で洗った後の加湿器を使用しても、特に人に害を及ぼしたりすることはないので安心して使ってください。
ただ、洗浄に使ったクエン酸が加湿器内に残っていると、それが再び結晶化して新たな汚れの原因となる場合があります。
加湿器を洗浄した後は、念入りにすすぎを行うようにしましょう。
少しの習慣で掃除の手間を減らす
水道水の成分が結晶化する原因のひとつが、タンクへの水の継ぎ足しです。
タンク内の水は、加湿の際に水分が蒸発(気化)し、残った残留物の上からさらに水道水を足していくことになります。
これを繰り返していけば、当然のように残留物の濃度はゆっくりと増加していくことになります。
濃くなった残留物はそれだけ結晶化しやすくなるため、それが次第に巨大な塊へと成長することになるのです。
なるべく掃除の手間を減らしたい場合には、水を追加する際にしっかりとタンクを洗う習慣をつけておきましょう。
若干面倒ではありますが、毎回タンクを洗うようにすれば、それだけ汚れが溜まるスピードが遅くなります。
また、毎回タンクを洗うことは、タンク内の雑菌の繁殖を抑えることにもつながるため、加湿器の衛生面の向上にも繋がります。
普段やっていないと慣れるまでが大変ですが、手間のわりにメリットも大きいので、ぜひ洗うのを習慣化することを心がけてみてください。
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