*

加湿器のピンクのぬめりはカビ?水垢?掃除する方法と予防について

公開日: : 最終更新日:2018/11/11 健康・身体, 知識・お役立ち

加湿器 ピンク ぬめり

空気が乾燥する冬のシーズン中、ずっと加湿器を稼動しっぱなしにしているご家庭は多いと思います。

しかし、加湿器を長く使っていると、タンクなどにピンク色の汚れ水垢のようなぬめりが発生してしまうことがあります。

このピンク色の汚れの正体と、どうやって掃除や予防をしていけば良いのかについて、是非知っておきましょう。

スポンサーリンク



加湿器のピンク色の汚れやぬめり

ピンク汚れの正体は?カビ?水垢?

ピンク汚れの正体は?カビ?水垢?

加湿器の給水タンクには、ピンク色のぬめりのようなものが付着することがあります。

この汚れは、風呂場などでよく見かける汚れと同じものであり、その正体は次の2つのうちのどちらかです。

まず1つ目は、セラチア菌

セラチア菌は、水回りにはどこにでも存在している常在菌であり、大腸菌などに近いとされる菌です。

湿度さえあればすぐに増殖していくのが特徴で、一般家庭でも風呂場や洗面台などの水周りでごく普通に存在している菌となります。

セラチア菌は弱毒性であり、免疫力のある健康な人であれば、吸い込んだり皮膚についたとしても健康に被害を及ぼす可能性は低いです。

しかし、免疫力が落ちている人やアレルギー疾患がある人の場合、重篤な感染症を引き起こす恐れがあります。

そうそう感染することはない菌ですが、病院などでは時として集団感染を引き起こすこともあるため、身体の弱いお年寄りや小さいお子さんがいるご家庭では注意が必要です。

ちなみに、病院によっては個室での加湿器の使用や持ち込みが禁止されている場合がありますが、そのほとんどはセラチア菌による感染症を防ぐための処置です。

そして2つ目は、ロドトルラ

ロドトルラは赤色酵母とも呼ばれる酵母菌の一種で、バクテリアの仲間です。

風呂場の床や排水溝周りなどのピンク汚れはだいたいこいつであり、垢や皮脂などの汚れを栄養源として成長します。

鮮やかなピンク色や赤色に見えるのは、このロドトルラが発生させる分泌物だといわれています。

ちなみによく勘違いされますが、赤カビとロドトルラは別物です。

ロドトルラはカビに比べて増殖スピードが早く、水分さえあれば付着してから3~4日ほどでピンク色が視認できるレベルにまで増殖します。

洗剤などに耐性があるので洗っても落ちにくく、たとえ落ちたように見えていても、実際には表面の色素が流れただけで本体は残ったままということがよく起こります。

そして水分さえあれば再び増殖するので、洗ってもわずか数日で復活してしまいます。

ただ、ロドトルラ自体には特に毒性があるわけではなく、感染症を引き起こす可能性はほとんどないといわれています。

※赤カビについて

風呂場に発生する赤やピンクの汚れを「赤カビ」と呼ぶことは多いですが、実際の赤カビの生態はセラチア菌やロドトルラとは少し違います。

赤カビはフザリウムという真菌類であり、主に植物に付着したり、食料などに生えることが多く、水場での発生率はそれほど高くありません。

加湿器でフザリウムがまったく発生しないとは言い切れませんが、水のあるところでは赤カビよりも黒カビのほうが発生率は高めです。

ピンク汚れはカビ発生の前段階・放置は危険

セラチア菌やロドトルラが目に見えるほど増殖しているということは、こうした菌が住みやすい環境が整ってしまっているということです。

この状態で放置すれば、いずれは人体に有害な黒カビをはじめとする真菌類が増殖してしまうことにもなりかねません。

しかし、裏を返せばピンク汚れのうちに掃除をしておけば、カビが発生する可能性を事前に減らすことができるということでもあります。

セラチア菌やロドトルラはカビに比べて増殖スピードが早いため、カビよりも先に出てくるいわゆる前兆のような存在。

ピンク汚れをカビが発生するサインだと考え、早めに掃除をすることがカビを予防する対策となるのです。

加湿器は塩素を含む水道水の使用が必須|健康志向が生む落とし穴とは

スポンサーリンク



ピンク汚れの掃除方法と予防の仕方

ピンク汚れの掃除方法と予防の仕方

クエン酸を使って洗浄しよう

加湿器のタンクについたピンクの汚れを落とすには、クエン酸を使った洗浄がおすすめです。

給水タンクの中には、菌類以外にも水垢やカルキなどの残留物質が多く付着しますが、クエン酸を使った掃除方法であれば、これらを一気にまとめて掃除することが可能です。

※クエン酸がNGな加湿器もあるので、以下の方法を試す前に説明書をよく確認してください。

【準備するもの】

・ぬるま湯3リットル

・クエン酸20g


※クエン酸は薬局やドラッグストアなどで購入することができます。

クエン酸 1kg【メール便送料無料!(代金引換・日時指定不可)】

 

クエン酸を使った加湿器の掃除方法】

①ぬるま湯を準備します。

(お湯だとタンクが変形することがあるので温度に注意!)

水3リットル:クエン酸20gの割合で混ぜ合わせます。

③②を加湿器のタンクの中に入れて、電源を入れていない状態一晩浸け置きます

④翌日、タンク内の水を捨てて、中をよく水洗いします。


クエン酸は酸性のため、アルカリ性である水垢やカビを分解して、綺麗に落としてくれます。

もし1回で落としきれない場合には、使わなくなった歯ブラシなどでこすって落とすか、もう1日クエン酸に浸け置くなどの方法をとりましょう。

なお、洗浄後に加湿器を再稼働する際には、タンクを念入りに水洗いしてクエン酸の成分が付着したまま稼動することのないように気をつけてください。

クエン酸は人体に対しては無害ですが、成分が残ったまま稼動させてしまうと、それが結晶化してこびりついてしまうことがあります。

※クエン酸を使った掃除方法については、下記の記事も参考にしてください。

加湿器のフィルターがカビた場合の除去・掃除方法|日頃の手入れも重要

日々のお手入れでピンク汚れの発生を防ぐ

ピンク汚れやカビ・水垢などの発生を防ぐためには、日々の加湿器の使い方がもっとも重要となります。

セラチア菌やロドトルラは、とにかく水分のあるところで増殖していきます。

給水タンクの水を毎日こまめに入れ替え極力同じ水を使い続けないことが汚れの発生を防ぐ有効な対策手段となるのです。

タンクの水の長時間使用は、汚れを発生させるだけにとどまらず、水の中で繁殖した雑菌まで部屋中にばらまいてしまう可能性があります。

寝る前には水を捨ててタンクを乾燥させ、加湿器を稼働する前に必ず新鮮な水を入れる、という流れを普段から習慣付けておきましょう。

そして、できれば1週間に1回程度のペースで、タンクやフィルターを掃除するのが望ましいです。

こまめなお手入れと掃除を心がけて、冬シーズンを健康的に過ごしていきましょう。

加湿器の除菌タイム 液体タイプ 無香料 給水タンク内の除菌・ヌメリ防止専用除菌剤 500ml

【関連記事】


加湿器の音がうるさい場合には|騒音の原因は何?対処方法はある?

加湿器が寒いと感じる場合の対処法|体感温度を下げるタイプに要注意

加湿器で結露が発生する場合の対策|湿度が高すぎる以外にも原因あり

加湿器はいつからいつまで使うもの?時期や湿度の目安を知っておこう

スポンサーリンク




関連記事

スローロリスの生態

スローロリスの生態、魔法のような狩り&毒ヘビより危険な理由

出典:スローロリス « わるものかふぇ2月14日の「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」では、サルの仲

記事を読む

加湿器 いつから いつまで

加湿器はいつからいつまで使うもの?時期や湿度の目安を知っておこう

寒くなって空気が乾燥してくると、加湿器が活躍する季節となります。加湿器は空気の乾燥を感じてから使って

記事を読む

車のフロントガラスの曇り対策|デフロスターとエアコンの活用法

梅雨の時期や、冬の寒い日、フロントガラスが曇って前が見えなくなり、焦った経験はありませんか?誰か同乗

記事を読む

加湿器 代わり

加湿器の代わりになるものとは?身近な物で部屋を加湿する方法一覧

「乾燥した部屋を加湿したい!」と思っても、加湿器がなかったり、台数が足りなかったりする場合があります

記事を読む

方向音痴の原因・治し方は?克服するための道の覚え方や目印の工夫

地図を読むのが苦手だったり、自分の現在位置がすぐわからなくなる人は、よく「方向音痴」と呼ばれます。知

記事を読む

扇風機 窓の外に向ける

扇風機を窓の外に向ける換気法|涼しい外気と室内の熱気の入れ替え

「扇風機を窓の外に向けておくと部屋が涼しくなる」という話を聞いたことはないでしょうか?これは、扇風機

記事を読む

加湿器 夏

加湿器を夏に活用する知恵|夏バテ&体力低下による夏風邪の予防法

加湿器というと、ほとんどの方が「冬に使うもの」というイメージを持っていることでしょう。梅雨から夏にか

記事を読む

蚊が寄ってくる理由や原因は何?自分だけ刺されるのは何が問題なのか

夏の暑い時期になると避けては通れないのが、「蚊」による虫指されの被害ですよね。寝ている時にプ~ンと

記事を読む

ストレスでえづく原因と対処法

ストレスでえづく原因と対処法|吐き気は不安感やトラウマが引き金

強い不安に襲われた時や過度な緊張をした際に、吐き気に襲われてえずいてしまった経験がある方もいるのでは

記事を読む

扇風機の効率の良い配置と使い方

扇風機を効率良く使う方法|エアコン併用や配置の工夫で涼しさアップ

夏の暑~い時期を乗り越えるためには、部屋が涼しくないとやっていられませんよね。最近ではエアコンが主流

記事を読む

PAGE TOP ↑