オロナミンCはアルコールが若干含まれている?飲酒運転などのリスクとは
すっきりした炭酸と味で、昔からの人気商品であるオロナミンC。
シャキッとしたい時や頑張りたい時など、定期的に飲みたくなる不思議な魅力がありますよね。
しかし、そんなオロナミンCの意外な盲点として微量のアルコールが含まれていることをご存知でしょうか。
これによってどんな影響があるのか、何に気を付けるべきなのかについて、この機会にぜひ知っておきましょう。
オロナミンCのアルコールに注意
清涼飲料水の基準と盲点
オロナミンCは「清涼飲料水」に分類されていますが、実は1本あたり0.91gのアルコールが含まれています。
酒類でもないのにアルコールが入っているのは不思議かもしれませんが、これは別段おかしいことではありません。
清涼飲料水は「アルコール分を含まない飲料」とされていますが、この「含まない」というのはアルコールが1%未満であることを指しています。
すなわち、成分中のアルコールが1%未満に収まっているのであれば、酒類ではなく清涼飲料水という扱いになるのです。
なぜオロナミンCにアルコールが入っているのかというと、含まれている成分の中に「アルコールがないとうまく溶けないもの」が含まれているからです。
清涼飲料水でありながらアルコールが含まれているものは多く、栄養ドリンクなどのほか、意外なところでいえば、コーラやポカリスエット・ゲータレードなどにも入っています。
また、ノンアルコール飲料についても、法律上は清涼飲料水と同じく1%未満であれば許容されるため、微量のアルコールが含まれている種類も存在します。
※「Alc. 0.00%」の表記がある場合は0.05%未満。
たとえ清涼飲料水やノンアルコール飲料であっても、アルコールが0%とは限らないということを覚えておきましょう。
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アルコール含有による注意点
飲酒運転になる可能性
オロナミンCにアルコールが含まれているとなると、気になるのが飲酒運転の問題です。
酒気帯び運転は罰則も厳しいですし、飲酒検問やアルコール検査で引っかかったりしたら目も当てられません。
とはいえ、オロナミンCを1本を飲んだ程度では飲酒運転になる可能性は低いとされています。
1本に含まれているアルコール成分がごくわずかであり、飲酒運転の基準値を超えるようなことはそうそう起きないからです。
短時間のうちに何本もがぶ飲みしたりしない限りは、特に問題になることはないと考えて良いでしょう。
ただし、アルコールが含まれる清涼飲料水は意外と多いため、知らずに複数本飲んだことでアルコールが呼気に混じる可能性は十分考えられます。
例えば、ノンアルコールビールをたくさん飲んだ後、口直しに栄養ドリンクやオロナミンCを1本飲んだとしましょう。
この場合、表面上は酒など1滴も飲んでいないわけですが、実際にはそこそこのアルコール量を摂取している可能性があり、呼気から検出される恐れもゼロではなくなります。
警察に捕まってからでは遅いですので、ノンアルコール飲料や清涼飲料水でも酔う可能性があることを心に留めておきましょう。
赤ちゃんや子供への思わぬ影響
飲酒運転以外にも注意が必要なのが、赤ちゃんや子供への悪影響です。
アルコール分解能力の弱い子供などの場合、たとえ1%未満のアルコールでも影響が出ないとは限りません。
15歳以下の子供の場合、まだ内臓の成長が不十分であるためにアルコール耐性が大人より低く、アルコールを多量に摂取すると内臓がダメージが受ける可能性があります。
オロナミンCの場合、年齢制限などは特に設けられていないため、よほどのことがない限りは健康に影響が出る可能性は低いといえます。
しかし、前述の飲酒運転の場合と同じように、大量あるいは複数本飲んだりすれば、それなりの量のアルコールが体内に入ってしまいます。
特に、分解能力が弱い赤ちゃんや、アルコールアレルギーがある場合には、ごく微量のアルコールでも反応する恐れがあるので、リスクはより高くなるでしょう。
子供の場合は親が気をつける必要があるので、飲みすぎにならないように注意してあげてください。
なお、栄養ドリンクの場合、「1日1本まで」「15歳以下は飲まないでください」と決められていることが多いですが、清涼飲料水にはこういった表記はありません。
基準が設けられていない分、自分(子供の場合は保護者)でセーブする必要があるということを肝に銘じておきましょう。
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まとめ
普通の飲み方をしていれば、清涼飲料水でアルコールの影響を実感することはほとんどないと思います。
とはいえ、大人でもお酒が飲めない方だと栄養ドリンクで顔が紅潮したりすることがあるので、まったく影響がないとは言い切れません。
アルコールが含まれた栄養ドリンクなどは意外と多いので、くれぐれも飲み過ぎたりちゃんぽんしたりしないように気をつけましょう。
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