加湿器はいつからいつまで使うもの?時期や湿度の目安を知っておこう
寒くなって空気が乾燥してくると、加湿器が活躍する季節となります。
加湿器は空気の乾燥を感じてから使ってもいいのですが、風邪などの予防を考えて、できるだけ適切な時期に使い始めたいものですよね。
・加湿器はいつから使い始めればいいのか?
・使い終わりはいつまでなのか?
加湿器を使用するうえでの時期の目安について、しっかりと把握しておきましょう。
加湿器はいつから使い始めるのが良い?
地域や気温によって開始時期は異なる
一般的に加湿器が使われ始めるのは、10月もしくは11月頃と言われています。
体感的に「空気が乾いてきたな」と感じるようになるのが11月頃なので、最低でもこの頃までには使用を開始しておきたいところです。
10月はまだ気温が安定している時期なので、必ずしも加湿器が必要というわけではありません。
その年の気温や気候によって、使うかどうか判断していくのが良いでしょう。
少し早い時期であっても加湿器を使ったほうが良いのは、以下のようなケースです。
・冷え込む日が続いて暖房器具が必要な場合
・体が弱かったり、風邪をひきやすい方
・抵抗力の弱い赤ちゃんやお年寄りがいる場合
・試験などがあって絶対に風邪をひくわけにはいかない場合
加湿器は、早い時期から使用する分にはまったく問題ありません。
特に、風邪をひきやすい方や、予防をしっかりと行いたいという方は、早めに準備をしておいたほうが良いでしょう。
また、年度によっては10月から一気に気温が下がって寒くなることがあります。
急激に寒くなって暖房器具を使う必要が出てきた場合には、ぜひ一緒に加湿器も引っ張り出して使用を開始しましょう。
暖房を使うと部屋の湿度がかなり低下するので、「まだ早いかな」などと思わずに、早めに加湿器を使ったほうが風邪などのリスクを減らせます。
なお、10月~11月というのは関東での使用時期の目安なので、寒い地域などの場合は、もっと早くから加湿器を使ったほうが良い場合もあります。
加湿器は「何月から使う」というよりも、その年の気温や地域差なども考慮して、臨機応変に対応していくのがベストな選択といえるでしょう。
湿度が分かればより確実
加湿器の使用時期を見極めるもっとも確実な方法は、湿度を測ることです。
空気が乾いているかどうかを体感的に判断してもいいですが、実はこういった人間の体感というのはかなりいい加減です。
体感温度に比べると体感湿度は全くあてにならないため、きちんとした数字を使ったほうが、より正確に加湿器の必要可否を判断することができます。
ぜひ部屋に湿度計を設置して、加湿器を使う時期を見極めていきましょう。
加湿器を使う際の湿度の目安は?
人間が快適に過ごせる湿度の目安は40%~60%の範囲です。
風邪やインフルエンザの菌は、湿度が40%を下回ると活発に活動するようになります。
部屋に置いた湿度計で40%を切るような日があれば、ぜひ加湿器の使用を開始しましょう。
また、湿度はあまり極端に上げすぎても問題が生じます。
湿度が60%を上回るとカビの繁殖が始まるほか、窓が結露する可能性が高くなってしまいます。
快適に過ごせるよう、50~60%程度を目安に湿度を調節するように心がけましょう。
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加湿器はいつまで使うべきなのか?
暖房の使用終了を目安にすると良い
加湿器をいつまで使用するかについてですが、こちらもやはり地域や気温によって若干の誤差が生じます。
一般的には、加湿器の使用は3月頃までといわれています。
3月以降は、気温の上昇に伴って空気中の湿度も上がってくるため、そこまで加湿器が必須というわけではなくなるからです。
とはいえ、4月はまだ平気気温も低めであり、日によっては暖房が必要になる時があります。
暖房を使用する部屋は、どうしても湿度が低くなりがちですので、加湿器は併用するに越したことはありません。
春になって暖かくなっても、暖房を使う可能性があるうちは加湿器はしまわないほうが良いでしょう。
暖房を使う必要がなくなった時、加湿器も一緒にしまっておきましょう。
まとめ
・11月~3月頃まで
・10月の使用は好みだが、寒くて暖房を使う際は加湿器も一緒に出すことを推奨
・湿度計があれば加湿器の使用時期が分かりやすい
・春は暖房を使用するうちは加湿器はしまわないほうが良い
・暖房の出番が終わったら加湿器をしまおう
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