本サイトにはプロモーションが含まれています

サーキュレーターと扇風機の違い|特徴を知って上手く使い分けよう

2024年10月30日知識・お役立ち

扇風機 サーキュレーター 違い

夏の暑い時期を乗り切るために欠かせない家電といえば「扇風機」ですよね。

そんな扇風機と同じく、風を起こす機器として「サーキュレーター」がありますが、この2つがどう違うのかを知っていますか?

それぞれの特徴や使い方を把握しておくと、日常生活でも便利な使い方ができるようになります。

ぜひこの機会に、それぞれの特徴の違いと効果的な使い方について知っておきましょう。

スポンサーリンク

扇風機とサーキュレーターの違いとは

風を出す「目的」が異なる

扇風機とサーキューレーターは「羽を回転させて風を起こす」という部分は同じですが、実は風を出す目的に違いがあります。

扇風機というのは、直接人間の身体に風を当てることを前提に設計されており、それによって涼感を得るのが主な目的となります。

それに対してサーキュレーターは、直進性の高い風を発生させて、空気を循環させるのが主な目的となっています。

目的が異なるので構造にも違いがあり、それぞれ発生させる風の性質に微妙な差があります。

【扇風機の特徴】

・身体に当てる風を出すのが目的
・風は広範囲に広がる
・風は遠くまでは届かない
・比較的静か

【サーキュレーターの特徴】

・風で空気を循環させるのが目的
・風は直進性が高く、遠くまで届く
・人間に当てるには向かない
・扇風機に比べると音は大きめ

スポンサーリンク

サーキュレーターを使うメリットとは

扇風機は、風を当てることで涼しくするのが目的なので、使い方はとてもシンプルです。

対して、サーキュレーターは「風を循環させる」という、一見するとわかりにくい効果となっています。

サーキュレーターを使用するメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

・滞留した空気を循環させて温度を下げることができる
・空気の流れを意図的に変えることができる


風のない部屋や空間というのは、熱を含んだ空気が動かないために体感温度がほとんど下がりません。

そういった場所でサーキュレーターを使えば、滞留した空気に流れを作ることができるため、熱を外へ放出する道筋を作ったり、部屋の空気をかき混ぜて均一化して、温度を下げることができます。

そして、置く場所によって空気の流れを操作できるという特性は、他の機器と組み合わせることでより効果を発揮します。

エアコンなどと組み合わせれば、熱が溜まりがちな部屋に意図的に冷風を送り込んだりすることが可能となります。

サーキューレーターは扇風機と異なり、暖房の風とも組み合わせることができるため、冬でも使えるという強みがあります。

ほかにも、部屋干しした洗濯物を乾かすことができる等、オールシーズンに渡って活躍させられる家電なのです。


スポンサーリンク

電気代に違いはあるのか?

電気代という観点から見た場合、扇風機とサーキュレーターにそれほど差はありません。

どちらの消費電力も平均で30~50W前後であり、大型のサーキュレーターであればもう少し消費電力が高くなるものの、それでも電気代の差は微々たるものです。

夏に活躍するエアコンの消費電力が400W前後であることを考えると、扇風機とサーキュレーターの差は誤差の範疇といえるでしょう。

それよりも注目したいのは、サーキュレーターによる節電効果です。

扇風機と異なり、サーキュレーターはエアコンと組み合わせることで効果を高めることができるので、上手く活用できればエアコンの電気代を安く抑えられる可能性があります。

サーキュレーターの使用は、単純に1台家電が増えるわけですが、エアコンの効果を上昇させて電気代を節約できるため、総合的に考えればかなりお得な家電といえるでしょう。


スポンサーリンク

サーキュレーターの効果的な使い方

サーキュレーターの効果的な使い方

サーキュレーターは季節を問わずに使える便利な道具ですが、使用する季節によって若干使い方を変えていく必要があります。

夏場の効果的な使い方

夏場は主にエアコンの冷風とサーキュレーターを組み合わせて、部屋を均一に冷やしたり、冷風が届きにくいところに送り込んだりするのに使用します。

部屋を均一に冷やす

冷たい空気というのは下に落ちる性質があるので、冷房の風は主に部屋の床の付近を滞留しがちです。

そのため、サーキュレーターを床に置いた状態で横向きにしておくと、冷たい空気を部屋全体にまんべんなく送り届けることができ、部屋全体を均一に冷やすことができます。

逆に、足元が冷えすぎていたり、部屋の上部の空気がぬるいと感じる場合には、サーキュレーターを上向きにした状態でエアコンの真下に置きましょう。

こうすれば、部屋の上部の暖かい空気も含めて循環させ、部屋全体の温度を均一化して冷えすぎを防止することができます。

狙った場所に冷風を送る

エアコンがない部屋や熱が篭りやすい場所がある場合、サーキュレーターを使えば狙った場所に冷たい空気を送り込むことができます。

サーキュレーターを冷たい空気が通る場所に設置して、送り込みたい場所の方角に向けて横向きに風を送ると良いでしょう。

この方法を使えば、エアコンのない廊下を冷やしたり、部屋の構造的に冷えにくい場所にも冷風を届かせることができるようになります。

いろいろと試してみて、みなさんが快適に過ごせる設置場所を探してみてください。


スポンサーリンク

冬場の効果的な使い方

冬の時期は、エアコンの暖房とサーキュレーターを組み合わせて、暖かい空気を部屋全体に行き渡らせるのに使います。

部屋を均一に暖める

暖かい空気というのは、上に登っていく性質があるため、暖房の風は天井付近に溜まります。

風の流れがない部屋の場合だと、暖かい空気が一向に下まで降りてこず、足元が冷えてしまうことになります。

そんな時は、サーキュレーターを天井の方向に向けて設置しておくと、室内の空気を循環させて部屋全体を均一に暖めることができます。

普段よりも暖房の効率がアップしますし、足元の冷えを改善できるので、冷え性の方に特におすすめの使い方です。


スポンサーリンク

季節を問わない便利な活用法

サーキュレーター 洗濯物 部屋干し

サーキュレーターの便利な使い方として、洗濯物の部屋干しがあります。

洗濯物を部屋干しする際、サーキュレーターの風をうまく活用すると、乾燥時間を短縮することが可能となります。

方法としては、洗濯物をできるだけ隙間を空けて干すようにして、風が洗濯物の間を通り抜けられるようにします。

この状態でサーキュレーターの風を直接洗濯物に当てると、洗濯物の周辺にある湿気を含んだ空気が短時間で入れ替わるようになるので、乾燥するまでのスピードが上昇します。

直進性が高く、空気循環に向いた風を発生させることができるサーキュレーターならではの方法であり、扇風機を使うよりも乾燥効果は高めです。

ただ、扇風機に比べて風が強力であるため、洗濯物が飛んでいったり絡まったりしないように、干し方には十分注意をしてください。


スポンサーリンク

【関連記事】


サーキュレーターは扇風機で代用可能?その逆は?目的&電気代の比較

扇風機とサーキュレーターの電気代比較|節電を考えて導入するには

寝るときに扇風機をつけっぱなしにすると悪影響?正しい配置と使い方

扇風機の1時間・1日(24時間)の電気代を比較|弱と強での電気料金の違い

スポンサーリンク