本サイトにはプロモーションが含まれています

扇風機とサーキュレーターの電気代比較|節電を考えて導入するには

2024年10月30日知識・お役立ち

扇風機 サーキュレーター 電気代

夏の暑い時期になると、扇風機のありがたみが身に染みますよね。

とはいえ、毎日お世話になるものだからこそ、フル稼働させた時の電気代も気になってしまうもの。

少しでも安く使いたいという方向けに、扇風機やサーキュレーターの電気代についてまとめてみました。

節電効果を考えて、新たに導入する時のヒントになれば幸いです。

スポンサーリンク

扇風機とサーキュレーターの電気代

扇風機とサーキュレーターの電気代

節約と消費電力のバランス

昔は「夏といえば扇風機!」というのが当たり前でしたが、最近では一般家庭でも使えるサーキュレーターが増えてきました。

「サーキュレーターを使うと電気代がお得になる」という話を耳にして、導入を考えている方もいることでしょう。

とはいえ、導入によって節約ができたとしても、1台増えたことによる電気代が上回ってしまっては元も子もありませんよね。

扇風機とサーキュレーターの消費電力の差、ならびに節約効果がどのぐらいあるのかを比較する必要があります。

それぞれの消費電力を算出してみる

電気代というのは、電化製品の消費電力(W数)と、電力会社の1kWhあたりの電気料金によって決まります。

1kWhとは「1kW(1000W)の電気を1時間(1h)使った時にかかる料金」のことであり、電力会社や利用しているプランによって変動します。

夏に使う家電製品の消費電力(W数)の目安は以下の通りです。

【消費電力の目安】

扇風機:30~50W
サーキュレーター:30~50W
エアコン(6畳):440W
エアコン(16畳):1040W

※メーカーや機種によってW数は異なる
※エアコンの消費電力は運転モードや設定温度によって大きく変動する

電気代の計算には、以下のサイトを使用します。

電気代・電気料金の計算

電力の計算例

電力会社は東京電力を選択します。

【扇風機(40W)の場合】

1時間の料金:1.04円
24時間の料金:24.96円

【サーキュレーター(50W)の場合】

1時間の料金:1.30円
24時間の料金:31.20円

【エアコン(500W)の場合】

1時間の料金:13.00円
24時間の料金:312.00円

電気代はどれがお得か?

扇風機とサーキュレーターを比較した場合、消費電力にそれほど差はないと言っていいでしょう。

風力が強い分、サーキュレーターのほうがW数は高いものが多いとされていますが、扇風機よりも省電力なサーキュレーターもありますし、W数が大きい扇風機も存在するため、一概にどちらが高いとはいえません。

というか正直なところ、エアコンの料金のほうが桁違いに高いため、扇風機とサーキュレーターの料金の差など誤差に過ぎません。

扇風機やサーキュレーターの料金を気にするぐらいなら、エアコンをいかに使わないかを考えたほうがよほど節約になるということです。

扇風機を窓の外に向ける換気法|涼しい外気と室内の熱気の入れ替え


スポンサーリンク

サーキュレーターの節電効果を生かそう

サーキュレーターの節電効果を生かそう

実際の消費電力を比べてもらうとわかりますが、サーキュレーターが1台増えたとしても、それほど電気代が上がるわけではありません。

扇風機と比べてどちらがお得か悩む方もいるとは思いますが、電気代に関して言えば、扇風機+サーキュレーターの2台持ちであっても、エアコン1台よりもはるかに安く使えるのです。

サーキュレーターの導入を考えている場合には、消費電力よりも節約効果に目を向けましょう。

実はサーキュレーターを導入することの最大のメリットは、高いエアコンの料金を下げることができるという点にあります。

たとえ家電が1台増えたとしても、その数倍の消費を誇るエアコン料金を下げてくれるのであれば、導入する意義は十分にあるといえます。

エアコンの設定温度を下げる節約効果

サーキュレーターは扇風機とは異なり、主に部屋の空気の循環が目的です。

エアコンとサーキュレーターを併用して、エアコンの冷風を循環させるようにすると、部屋の温度を均一化して体感温度を低下させることができます。

上手く活用できれば、体感温度は2~3℃低下するといわれているため、エアコンの設定温度をそれほど下げなくても涼しく過ごせるようになります。

夏のエアコンの設定温度は、1℃上げるとおよそ電気代を10%節約できるとされているため、サーキュレーターで消費する電力以上の節電効果があるのです。

サーキュレーターを上手く活用して、エアコンの消費電力を少しでも抑えていきましょう。

※効果的なサーキュレーターの置き方や向きについては、以下の記事にて詳しく解説しています。

サーキュレーターと扇風機の違い|特徴を知って上手く使い分けよう


スポンサーリンク

まとめ

サーキュレーターを導入する際、どうしても増える電気代を気にしがちですが、実は扇風機とそれほど違いはありません。

それよりも、鬼のように高いエアコンの電気代を下げてくれる可能性があるため、上手く使えれば思った以上の効果を上げてくれるおいしい家電製品なのです。

サーキュレーターで電気代を節約しながら、涼しく夏を乗り切っていきましょう。

【関連記事】


扇風機の寿命や耐用年数はどのくらい?長期運用のリスクと注意点

寝るときに扇風機をつけっぱなしにすると悪影響?正しい配置と使い方

赤ちゃんに使う扇風機でおすすめなのは?安全性と事故防止が大切

扇風機のひらひら・吹き流しの意味とは?可視化によるメリットと活用法

スポンサーリンク