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お餅で便秘になる理由とは?防ぐための対策や食べ合わせについて

2022年9月1日食べ物・飲み物

餅 便秘

冬に食べる食材の代表格といえば、やはりですよね。

正月に食べるのはもちろんのこと、寒い季節になってくると自然とお雑煮や焼き餅が恋しくなってくるのは、きっと私だけではないでしょう。

そんな美味しいお餅ですが、食べたことで便通が悪くなって便秘に悩まされるという方が意外といるようです。

なぜお餅で便秘になってしまうのか、その原因と対策について知っておきましょう。

お餅で便秘になる理由は何なのか?

お餅で便秘になる理由は何なのか?

そもそもお餅は消化に悪い食材なのか?

便秘になると聞くと「お餅は消化が悪い食べ物なのでは?」と疑いたくなりますが、実はお餅は消化の良い食べ物に分類されます。

お餅の原料であるもち米は、大半が"アミロペクチン"というデンプンで構成されており、この成分は消化速度が早いのが特徴です。

つまり、消化に良いとされるお餅には、これといって便秘を引き起こすような要素はないということになります。

実は便秘を引き起こす原因はお餅自体ではなく、餅の食べ方による間接的な要因による影響のほうが大きいのです。

餅で起こる便秘は食べ方に原因がある

餅で便秘になる原因は何かというと、おかずを食べずに餅ばかり食べてしまうという点です。

特に正月などに多いのですが、お餅はお腹が膨れやすいこともあって、おかずを挟むことなく餅だけで食事を済ませてしまいがちです。

しかし、餅ばかり連続して食べてしまうと、クッションになる他の食材が存在しないため、お腹の中で餅同士がくっついて粘着力が増すことになります。

いくら消化が良い食材とはいっても、餅がたくさんくっ付いた塊を消化するのは容易ではなく、これが便秘の原因となってしまうのです。

また、おかずを食べない場合には、野菜類の摂取量が低下しますので、腸の中の食物繊維が不足した状態になります。

食物繊維は腸の働きを助ける大事な栄養素ですから、大きな塊となった餅を食物繊維不足の状態で消化しなければならなくなります。

ようするに、餅が直接便秘を引き起こすわけではなく、おかずを挟まずに餅を連続で食べる行為が便秘を誘発する原因となるのです。

餅を食べる時期が冬なのも関係している

餅を食べる時期というのは、基本的に正月をはじめとした冬の寒い季節です。

しかし、冬というのはそもそもが便秘になりやすい季節とされています。

【冬に便秘になりやすい理由】

①寒いのであまり運動をしない
→新陳代謝が落ちて、腸の動きが悪くなりやすい

②喉の渇きが感じにくくなるので、あまり水分を取らない
→体内の水分が不足して、腸内の便が硬くなりやすい

③お腹が冷えやすい
→血流が滞って消化器官の動きが悪くなり、悪玉菌が増えて善玉菌が減る

つまり、冬の人間の体はもともと便秘を引き起こしやすい状態になっており、本来はいつも以上に食べ物には気を使う必要があるわけです。

そんなところに餅を連続して放り込めば、機能が弱った消化器官では餅の塊を処理できなくなるのは、ある意味当然といえるでしょう。

餅を食べる季節は冬と相場が決まっている以上、餅が体内でくっつかないような食べ方をするか、もしくは普段から便秘になりにくい生活習慣を心がける必要があるのです。


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お餅による便秘を防ぐ対策&解消法

お餅による便秘を防ぐ対策&解消法

食物繊維を含む食材を一緒に食べよう

お餅を食べる時は、なるべく食物繊維を含む食材をおかずとして一緒に食べるようにしましょう。

連続して餅を食べる場合には、合間に別の食材を挟むようにすると、それだけでも餅が体内でくっつきにくくなります。

食べ方としておすすめなのはお雑煮で、煮ることで餅がやわらかくなるので、より消化がしやすくなります。

しかも、野菜などの具材を一緒に入れて煮れば、無理なく食物繊維を摂取することができるというメリットもあります。

ちなみにですが、食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2つが存在します。

水溶性食物繊維には、小腸で水分を吸収して硬くなっている便を柔らかくし、排便をスムーズにする働きがあります。

不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動を活性化させて便通を促してくれますし、便のかさ増しをするという働きもあります。

どちらか一方の食物繊維を摂るのではなく、両方をバランス良く摂っていくことが大切です。

水分補給をしっかりと行う

餅を食べる際は、なるべく水分を多くとることを心がけましょう。

冬場は喉の渇きを感じにくいため、他の季節に比べてどうしても水分摂取量が少なくなりがちです。

しかし、体内の水分が足りなくなると、腸内にある便からも水分が失われて硬くなってしまいます。

特に、こたつに入っていると発汗で水分が失われがちなので、冬の間はなるべく積極的に水分を摂取することが大切です。

なお、水分補給でお茶を飲む際は、なるべくカフェイン入りは避けたほうがいいかもしれません。

カフェインには利尿作用があるので、摂りすぎると水分を体外に余計に排出してしまい、水分不足で便秘になりやすくなります。

運動によって腸の動きを活性化する

もうすでに便通が悪くなってしまっている方は、なるべく意識的に運動することを心がけましょう。

冬場は体を動かす機会が減るため、全身の新陳代謝が下がり、腸の働きも鈍くなっていることが多いです。

適度な運動を行うことは、腸のぜん動運動を活発にしたり、善玉菌を増やす効果があるとされています。

どんな運動をするかについてですが、無酸素運動や筋トレであれば腹筋を鍛えるのがおすすめです。

便を出すには腹圧をかけないといけませんが、腹圧が弱いと便を押し出す力が弱く、全てを出し切れずに腸内に残ったままになります。

定期的に腹筋運動を行えば、血流や新陳代謝の上昇で腸を活性化できますし、腹圧も強化できて一石二鳥となります。

有酸素運動の場合は、ランニングウォーキングなどがおすすめです。

全身の血流を促進することで、腸の蠕動運動を活性化してくれるという効果が期待できます。


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お餅による便秘を防ぐ食材&食べ合わせ

便秘を防いでくれる食材&食べ合わせ

お餅+大根おろし

便秘を防ぐうえで特におすすめしたい食材が大根おろしです。

大根には食物繊維が豊富に含まれているうえ、消化酵素であるアミラーゼも入っているので、お餅の消化を助けてくれる働きがあります。

アミラーゼには胃もたれや胸焼けを防いでくれる効果もあるので、正月に餅を食べ過ぎた際などにも有効です。

また、大根の辛み成分には、腸内を刺激して蠕動運動を活性化する働きもあるので、便秘の予防・改善に役立ちます。

なお、大根に含まれている消化酵素は熱や時間で効果が減少していくため、おろしたての大根を使うのがもっとも効果があります。

餅×大根おろしのレシピ

お餅+長芋

大根おろしと同様におすすめなのが長芋です。

長芋にも大根おろしと同様にアミラーゼが含まれていますし、食物繊維も豊富なので、餅と一緒に食べるにはうってつけです。

また、ねばねば成分が粘膜強化に効果があるため、風邪を予防するという意味でもおすすめの食材となります。

餅×長芋のレシピ

お餅+納豆

発酵食品である納豆も、便秘には有効な食材です。

納豆に含まれる乳酸菌には、腸内を弱酸性にして悪玉菌の増殖を抑制するとともに、善玉菌を増やしてくれる働きがあります。

また、直接的な食べ合わせには向きませんが、食後にヨーグルトや乳酸菌飲料を摂るという方法もおすすめです。

餅×納豆のレシピ


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まとめ

正月にお餅を食べるのが楽しみな方は、私も含めて多いかと思います。

しかし、おかずを挟まずに餅ばかりを食べていると、便秘になる可能性が高くなるほか、正月太りになる恐れもあります。

ご飯をおかずと一緒に食べるように、お餅を食べる際もできるだけおかずと一緒に食べることを心がけていきましょう。

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