オロナミンCを夜に飲むと眠れなくなる?睡眠への影響を防ぐには
スッキリした甘さとほどよい炭酸で、幅広い年齢層に愛されているオロナミンC。
どんな時に飲むかは人によってまちまちだと思いますが、お風呂上りや寝る前など、夜のリラックスタイムに飲む方も多いでしょう。
ただ、このタイプの飲料には大抵カフェインが入っているため、夜に飲むと眠れなくなりそうなイメージがありますよね。
オロナミンCが睡眠に与える影響と対策について、ぜひこの機会に知っておきましょう。
オロナミンCを夜に飲む影響とは
少量だがカフェインが入っている
オロナミンCには、少量ながらカフェインが含まれています。
カフェイン含有量は、瓶1本につき18mgです。
これは栄養ドリンク系飲料の中ではかなり少なめであり、覚醒作用自体はそこまで強いわけではありません。
しかし、少量でもカフェインが入っている以上は、多少なりとも睡眠を妨げてしまう可能性があります。
寝付きが悪くなったり、睡眠の質が落ちてしまう恐れがあるので、よく眠りたい時はなるべく飲まない方が良いでしょう。
また、大人に比べると子供はカフェインの影響を受けやすいため、あまり遅い時間には飲ませないことをおすすめします。
胃腸に負担がかかる
オロナミンCは炭酸飲料なので、飲むと胃に炭酸ガスが溜まります。
そのため、人によってはお腹が張ってうまく寝付けなくなるかもしれません。
また、炭酸は水などに比べて胃への刺激が強いため、それが眠りの妨げになり、睡眠の質の低下を招く恐れがあります。
炭酸水は起床時に飲むと目覚まし効果があるとされているので、夜寝る前はなるべく炭酸飲料を飲まない方が良いでしょう。
糖質による肥満の恐れ
オロナミンCのカロリーは、瓶1本につきおよそ79kcalです。
この数字はあまり高い方ではないので、カロリーだけに限ればそれほど心配する必要はありません。
しかし、オロナミンCに含まれている成分で本当に注意が必要なのは糖質です。
瓶1本につきおよそ19mgの糖質が含まれており、これはだいたい食パン0.7枚分に相当します。
オロナミンCには、味付けに使われている砂糖も含め、糖質・糖類が意外と侮れない量が入っています。
ダイエット中・糖質制限中の方は、摂りすぎにならないよう十分に注意しましょう。
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デメリットを避ける飲み方
ここまで紹介したように、オロナミンCを夜に飲むにはいくつかのデメリットがあります。
しかし、うまく飲み方を工夫すれば、これらの影響を低く抑えることができます。
カフェインの効果時間を考慮する
カフェインのもつ覚醒作用は、およそ4~6時間ほど持続します。
つまり、就寝から4時間以上前に飲んでおけば、睡眠に及ぼす影響を最小限にとどめることができるわけです。
お風呂上がりなどに飲めないのはちょっと残念ですが、その場合は他のノンカフェイン系ドリンクで代用するのが良いでしょう。
よく似た味でノンカフェインといえば、「リアルゴールド」が挙げられます。
食事で糖質を調整しておく
オロナミンCの糖質が気になる方は、1日のバランスを考えて、事前に食事などで糖質を調整しておくのが良いでしょう。
あらかじめ食事で摂る糖質を減らしておけば、オロナミンCで糖質の摂りすぎになるのを防ぐことができます。
翌日の朝や昼に持ち越す
カフェインが含まれている都合上、オロナミンCは夜よりも朝や昼に向く飲料といえます。
睡眠への影響を考えるならば、夜遅くに飲みたくなってもぐっと我慢し、翌日の朝や昼用としてとっておくのが無難でしょう。
とくに朝に飲む場合、カフェインによる目覚まし効果+ビタミン補給ができるので、1日を過ごすエネルギー源として役立ちます。
ただ、前述のようにオロナミンCの覚醒作用はあまり高くないので、眠気を覚ますのが目的ならばカフェインの多い他の飲料を使うのが得策です。
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まとめ
オロナミンCに含まれるカフェインは、目を覚ますには若干弱く、夜に飲むと睡眠への影響は無視できないと、なんともいえない配合量になっています。
カフェインの多いコーヒーやエナジードリンクに比べれば影響は軽いので、自分の睡眠時間や体調なども考慮して夜飲むかどうか決めましょう。
また、糖質が意外と侮れないため、ダイエット中の方や肥満が気になる方は、なるべく計画的に飲むことをおすすめします。
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