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オロナミンCは風邪の時に飲んでも大丈夫?薬との併用には注意が必要

2023年5月18日オロナミンC

オロナミンC 風邪

風邪をひいて辛い時には、体力をつけて早く治すために栄養ドリンクに頼る方が多いと思います。

「元気ハツラツ!」でおなじみのオロナミンCも、なんとなく風邪に効きそうなイメージがありますよね。

ただ、オロナミンCは医薬品ではありませんので、成分的に本当に風邪に有効なのかどうか疑問に思う部分もあります。

オロナミンCを風邪の時に飲んでも大丈夫なのか、影響と注意点について知っておきましょう。

オロナミンCは風邪に効果があるのか?

風邪薬との併用は原則NG

これは、オロナミンCだけでなく栄養ドリンク全般に言えることですが、風邪薬と栄養ドリンクを同時に摂るのは避けた方が良いです。

その理由は、大半の栄養ドリンクにアルコールカフェインが入っているためです。

この二つの成分は風邪薬と相性が悪く、風邪薬の効果を妨げてしまったり、時には副作用を起こす原因となることがあります。

ちなみに、オロナミンCの成分中には、アルコールが0.91g、カフェインが18mg入っています。

アルコールと風邪薬の併用リスク

風邪薬とアルコールの併用を避けなければいけない理由は、分解時のメカニズムによってアルコールが風邪薬の分解を邪魔する恐れがあるからです。

風邪薬とアルコールは摂取後、肝臓に集められて酵素によって分解されていきます。

しかし、この2つの分解は同じ酵素によって行われるため、同時に摂取した場合にはアルコールの方が優先されて分解されることになります。

つまり風邪薬の分解が後回しにされるため、そのぶん風邪薬の成分が体内に残留しやすくなってしまうのです。

こうなると、たとえ風邪薬の用法・用量をきちんと守っても、成分が多く残ることで必要以上に効果が出てしまったり、思わぬ副作用が発生する可能性がでてきます。

また、アルコール分解は「解毒」とも呼ばれるように、肝臓に負担がかかる行為です。

同じく肝臓での分解を必要とする風邪薬と一緒に飲めば、二重に肝臓に負担をかけてしまうことにつながります。

オロナミンCに含まれているアルコールの量は極微量ですが、それでも風邪薬と併用するのはなるべく避けた方が良いでしょう。

カフェインと風邪薬の併用リスク

風邪薬の中には無水カフェインが入っているものが多く、カフェインを多く含む栄養ドリンクと併用した場合、カフェインの摂りすぎになってしまう可能性があります。

カフェインを過剰摂取すると、頭痛やめまいを引き起こす恐れがあるほか、風邪で休まなければいけない時に覚醒作用で寝付けなくなってしまうことがあります。

オロナミンCに入っているカフェイン量はコーヒーなどに比べると少なめですが、やはりアルコール同様に風邪薬とは併用しないほうが無難です。

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風邪予防のためのビタミン補給

風邪予防のためのビタミン補給

ビタミンCを風邪予防に活かそう

オロナミンCの活用を考える場合、風邪を引いてから飲むのではなく、風邪予防のためのビタミン補給に役立てた方が良いと思われます。

オロナミンCには、ビタミン類が多めに配合されており、特に下記の4つの成分については優れた配合量を誇ります。

【ビタミンB2:2.4mg】
1日の必要量目安:1.1mg

【ビタミンB6:4.9mg】
1日の必要量目安:1.2mg

【ナイアシン:12mg】
1日の必要量目安:12~15mg

【ビタミンC:220mg】
1日の必要量目安:100~400mg

上記の中でも、特に風邪の予防のために役立つ栄養素がビタミンCです。

ビタミンCには、免疫細胞を活性化するとともに、白血球の働きをサポートしてくれるという特徴があります。

またビタミンCには、人間がストレスを感じた際にそれを軽減してくれるという働きもあります。

ふだん我々の体の中には常にビタミンCが多めに貯蔵されており、強いストレスを受けた際にはそれを材料として抗ストレスホルモンを作り出します。

そのため、仕事などで常にストレスにさらされ続けていたり、食事でビタミンCをうまく取れていない場合には、ストレスに対抗できなくなって免疫力が落ち、それだけ風邪をひきやすくなってしまいます。

オロナミンCは、栄養ドリンクの中でもビタミンCの配合量が高く、手軽に補給できる手段として役立ちます。

日常でストレスが多い方や、食生活の偏りでビタミンC不足が気になる方は、免疫力を維持するためにオロナミンCを活用してみると良いでしょう。

また、皮膚や粘膜の健康を維持してくれるビタミンB類の配合量も多いため、こちらも風邪の予防に役立ちます。

ただ注意点として、オロナミンCは糖類が多く入っているため、補給したいからといってあまり連日飲むのは避けるようにしてください。

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ロイヤルポリスは風邪でも飲める?

オロナミンCの上位版に当たるロイヤルポリス

ローヤルゼリー・プロポリス・蜂蜜が配合されているので、通常のオロナミンCよりも風邪対策としては頼りになりそうな気がします。

ただ、残念なことにロイヤルポリスにもカフェインやアルコールが含まれているため、やはり風邪薬との併用はおすすめしません

やはりこちらも通常のオロナミンCと同じく、ビタミンの補給を目的に飲んだほうが良いでしょう。

ローヤルゼリーやプロポリスといった+αの成分が入っているので、通常のものよりも抗酸化作用に期待ができます。

オロナミンCとロイヤルポリスの違いとは?味・値段・成分の差について

オロナミンセーキは風邪に有効か?

ネット検索をしていたところ、「風邪をひいたら"オロナミンセーキ"を飲むようにしている」という投稿を見つけました。

オロナミンセーキとは、オロナミンCに卵黄を加えるアレンジ飲料のことで、メーカーが公式で推奨している飲み方のひとつです。

生卵はスタミナがつくので風邪の際には有効なのですが、実は消化が悪いという欠点があり、胃腸に負担をかけてしまう恐れがあります。

お粥しか食べられない状態や、高熱で体力を消耗した状態で飲むのはおすすめできないので、食欲や体力に余裕がある時だけにしておきましょう。

また、当然オロナミンCを使う以上は風邪薬に影響を与える恐れがあるので、飲むタイミングはよく考える必要があります。

通常のオロナミンCと同様、風邪薬との併用はできないことを念頭に置き、風邪の兆候の出始めなど、風邪薬とバッティングしないタイミングで飲むのが良いでしょう。

※オロナミンセーキの作り方については、下記の記事をご参照ください。

オロナミンC+生卵+牛乳「オロナミンセーキ」のレシピ&味について


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まとめ

風邪をひくとついつい栄養ドリンクを飲んでしまいがちですが、風邪薬の効果を妨害する恐れがあるので、飲み方には気をつける必要があります。

オロナミンCの場合、ビタミン類を効率良く補給できる点を生かし、普段の食生活を補う形で飲んだ方が良いでしょう。

疲れがひどく、どうしても風邪薬だけでは辛い場合には、ノンカフェイン系の栄養ドリンクを選ぶようにしてください。

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