歳の離れたいとこにお年玉をあげる必要はある?あげないのは非常識?
年の離れたいとこがいる方の場合、親戚の集まりなどでいとこにお年玉をあげるよう言われるケースがあると思います。
歳の差があるとはいえ、いとこに対して「お年玉をあげる必要があるのか?」または「あげたくない」と感じるのは、ごく自然な疑問です。
この記事では「歳の離れたいとこにお年玉を渡す必要があるのか」という点について、一般的な意見や対応方法について解説していきます。
歳の離れたいとこにお年玉を渡す必要はあるの?
いとこにお年玉をあげるべきですか?
いとこにお年玉をあげるべきか悩む方は多いですが、結論から言えばあげる必要はありません。
お年玉は、一般的に目上の立場にある人が目下の立場の人に渡すものとされています。
いとこ同士はたとえ年齢が離れていても同列の立場とみなされるため、原則としてお年玉をあげる義務はありません。
また、親戚間でのお年玉の習慣は家族や地域によって異なりますが、いとこにお年玉を渡さなかったからといって非常識と見なされることは少ないでしょう。
そのため、特に決まったルールがない限り、いとこに対してお年玉をあげるかどうかは、自分の意志で決めて問題ありません。
ただし、自分に余裕があり、相手が年少で喜ぶ姿が見たい場合には、あげることも選択肢の一つです。
お年玉はあくまで気持ちの表れですので、必須の行為と考える必要はないでしょう。
いとこにお年玉をあげたくないのは普通?
いとこ同士の年齢差が大きい場合、親などから「お年玉を渡したほうがいいのでは?」と勧められることがあるかもしれません。
しかし、いとこにお年玉をあげないことは非常識にはあたりません。
いとこ同士の場合、どれだけ年齢差があっても立場は対等とされるため、原則としてお年玉を渡す義務はありません。
また、年齢の離れた親戚の子どもにお年玉を渡す場合は、本来の立場でいえば自分の親が行うのが一般的です。
こちらが社会人だったりすると、周囲から「あげてもいいんじゃない?」と言われることもあるかと思います。
しかし、年齢差があるのはこちらのせいではありませんし、歳の差があるからといって本来あげる必要のないお金まで取られるのは、よくよく考えれば理不尽な話です。
それに、将来そのいとこに子供が生まれれば、その子供にお年玉をあげるのが本来の役割のはずです。
したがって、親や周囲があげるように言ったとしても、必ずしも従う必要はありません。
あげても構わないなら特に問題はない
お年玉は基本的に「目上が目下に渡すもの」とされますが、収入的に余裕がある場合や年下のいとこが特に可愛らしく感じられる場合、あげても問題はありません。
いとこに対して親しみを持っている場合や、正月の場で少しでも喜んでもらいたいと感じる場合は、純粋な気持ちでお年玉を渡しても良いでしょう。
また、いとこがまだ小さく、特に兄弟姉妹がいない場合は、年上の親戚からのお年玉を楽しみにしているケースも少なくありません。
ただし、親戚内での暗黙のルールや慣習があることもあるため、周囲に確認を取るとより安心です。
お年玉はあくまで「贈り物」であるため、無理をして渡す必要はありませんが、収入や関係性に余裕がある場合は、贈っても不自然ではありません。
ただ、ひとつ注意していただきたいのは、一度あげてしまうと、その後も毎年あげなくてはいけなくなる恐れがあることです。
例えばいとこが小学生だった場合、高校卒業ぐらいまでずっとあげなくてはいけなくなる可能性もあるので、あまり軽々しくあげるのはおすすめしません。
歳の離れたいとこへのお年玉の扱いについて
年の離れたいとこへのお年玉に対するネット上の反応
「年の離れたいとこへのお年玉」に対して、ネット上の掲示板やQ&Aサイトから意見を集めてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
親の指示で渋々あげる派
親が「年の離れた従兄弟にはお年玉をあげるべきだ」と言うので、毎年渡しています。ただ、自分としては特にあげる必要を感じていませんが、親が気にするので従っています。立場が同じなのであげない派
いくら年が離れていても従兄弟同士は平等な立場だと思っています。そのため、お年玉はあげず、相手もそれで問題ないようです。お互い納得しているので、気まずさもありません。あげなくても非常識ではない派
年が離れているからといって、お年玉を渡さないことが非常識になるとは思いません。むしろ、あげる必要はないと思うので、毎年渡していません。親からも特に何も言われていないです。収入に余裕がある場合は渡す派
お年玉は義務ではないので、収入に余裕がある年だけ渡しています。余裕がないときは渡さないと決めていて、親戚の間でも暗黙の了解になっています。相手の親からお礼がないと不満派
こちらがわざわざ年の離れたいとこにお年玉を渡しても、相手の親から一言もお礼がないと感じることがあります。次から渡すのをやめようかと考えることもあります。お金に困っていないならあげてもいい派
年の離れたいとこが小さくて可愛いので、お金に余裕があるときはあげるようにしています。自分の判断でやっているので、特に義務感はありません。相手が社会人になったらやめる派
従兄弟が学生のうちはお年玉を渡していましたが、就職して収入ができてからは渡すのをやめました。相手も納得しているので、それ以降は気にしていません。いとこの子供にはあげても良い派
将来的に従兄弟が結婚して子供ができたら、その子供にはお年玉を渡すつもりです。従兄弟自身に渡すことには抵抗がありますが、子供に対しては別の感覚です。
いとこへのお年玉は一般的ではない
いとこにお年玉を渡すことは、一般的には広く普及した習慣ではありません。
通常、お年玉は「目上から目下へ」という日本独特のルールに基づいて渡されることが多く、親や祖父母が子や孫にあげるというケースが主流です。
そのため、親戚の中で特別な決まりがない限り、いとこ同士でのお年玉のやり取りは基本的に任意で問題ありません。
ただし、家庭や親戚内で「年上のいとこが年下にお年玉を渡す」という独自のルールを設けている場合もあります。
この場合は、親族の間での暗黙の了解として渡すのも良いでしょう。
とはいえ、こうしたケースはどちらかといえば例外的ですので、「一般的な習慣」とは言えない部分が多いでしょう。
つまり、特にルールがない場合は無理に渡す必要はなく、自分の気持ちや経済的な状況に合わせて決めてよいものと考えられます。
仮にお年玉を渡す場合でも、いとこ同士であげるのは善意に過ぎないことで、決して義務ではないということは念頭に置いておきましょう。
まとめ:歳の離れたいとこにお年玉をあげるのは、一般的なことではないので基本は必要ない。いとこにあげても良いと思える場合に善意であげるに過ぎず、あげる義務はまったくない。
この記事のポイントをまとめます。
- 歳の離れたいとこにお年玉をあげる必要はない
- お年玉は目上から目下に渡すものとされている
- いとこ同士は立場が対等であるためお年玉は不要
- いとこにお年玉を渡さないのは非常識ではない
- 親戚間でお年玉の習慣は家庭や地域で異なる
- いとこにお年玉を渡すかどうかは自分の意志で決めてよい
- 親が「お年玉をあげるべき」と言ってくることもある
- 経済的な余裕がある場合はあげても問題はない
- あげる場合も、義務ではなく善意であることを忘れない
- 一度あげると毎年あげる流れになりやすい点に注意
- いとこにお年玉を渡す慣習がある家庭なら従うのも良い
- 本来ならば自分の親が渡すべき立場である
- 収入に余裕がある場合のみ渡すと決める家庭もある
- いとこが社会人になったらお年玉はやめることが一般的
- 将来的にいとこに子供が生まれた場合、その子供には渡すことが多い
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