寝るときに加湿器はつけるべき?|就寝時の乾燥対策と使い方の注意
寒い時期になってくると、やはり気になるのは「部屋の乾燥」です。
暖房をつけるとどうしても部屋が乾燥してしまうため、冬の間は加湿器が手放せないという方は多いと思います。
そんな便利な加湿器ですが、就寝中は加湿器をつけたほうが良いのか、それとも切ったほうがよいのか、迷った経験はありませんか?
今回は、そんな寝る時の加湿器の使い方について調べてみました。
寝る時の加湿器の使用はOK?NG?
経験がある方も多いと思いますが、加湿器をつけていない部屋で寝た場合、朝起きた時には口の中がカラカラになっています。
冬に限らず、人間は寝ている間は唾液の量が昼間の半分程度にまで減ってしまうため、就寝中は特に口の中や粘膜が乾燥しやすくなっています。
ただでさえそんな状態なのに、部屋の湿度が低かったりする場合には、よりひどい乾燥に悩まされるのは当然といえるでしょう。
就寝時に加湿器をつけて部屋の湿度を一定に保っておけば、肌や粘膜を乾燥から守ってくれるため、風邪などの予防にも役立ちます。
風邪やウイルスが怖いこの季節には、体調を崩さないためにも、寝る時も加湿器を使うほうが好ましいといえるでしょう。
ただし、就寝時に加湿器を使用する場合には、以下の2点について注意する必要があります。
加湿器とエアコンの関係性
空気は温まると湿度が低くなり、温度が下がると湿度は上がるという性質をもっています。
そのため、暖房をつけたまま寝る時には部屋の湿度が下がるため、加湿器を必ず一緒につけるようにしましょう。
逆に、寝る時に暖房を切るのであれば、部屋の温度の下降に伴って湿度がゆっくりと上昇していくため、加湿器をつけっ放しにしておくと、湿度が上がりすぎて結露の原因となってしまいます。
暖房を切る際には、必ず加湿器も一緒に切ることを忘れないようにしましょう。
つまり、暖房と加湿器は常にセットで運用するのが望ましいということです。
結露が家に悪影響を及ぼす?
住んでいる家が木造建築だったり、古い家屋の場合には、結露を起こさないように特に注意する必要があります。
これらの家の場合は家屋の断熱性能が低い場合が多く、室内の温度が外気温の影響をもろに受けることになります。
湿度が高い状態で部屋の空気が外気によって冷やされると、窓に結露が発生することになります。
結露はカビの発生原因にもなりますし、頻繁に結露が発生するようだと、壁や柱などを腐らせてしまうという恐れもあります。
断熱性能が低い家屋の場合には、加湿器の設定に気を配り、極力結露をさせないように調節するのを忘れないようにしましょう。
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寝る時に加湿器を使う場合の注意点
就寝時に加湿器を使う場合にも、いくつかの注意点があります。
正しい使い方をしないと損をしてしまうこともあるので、以下の点に気をつけるようにしましょう。
エアコンとの位置関係
エアコンと加湿器を併用する場合には、その位置関係によっても効果が変わるので注意が必要です。
エアコンの風が当たるところに加湿器を置くと、エアコンの温風によって加湿器の温度センサーが正確に機能せず、適切な加湿が出来なくなることがあります。
加湿器をエアコンの直下に置いた場合、程よく湿った空気がエアコンの風によって部屋全体に流れるので、効果的に湿度を上げることができます。
直接肌に当てるのはNG
加湿器を寝室に置く場合、蒸気が直接肌に当たらないところに置くように心がけましょう。
蒸気が肌に当たると肌が潤うような気がしますが、実際には逆効果となってしまいます。
加湿器の蒸気によって肌が水分を含んだ場合、お風呂のように逆に肌の水分が蒸発しやすくなってしまうため、かえって肌の乾燥を招いてしまいます。
また、しっかりと加湿器を掃除していたとしても、必ずしも蒸気が衛生的とは限りません。
肌を守るためにも、加湿器を置く位置はよく考えるようにしましょう。
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寝室にはエコ加湿器が便利
寝室で使う加湿器としては「エコ加湿器」がおすすめです。
水を入れておくだけの簡単なものですが、置いておくだけでしっかりと部屋の湿度を上げてくれますし、電気代もかかりません。
水分が自然に気化する仕組みなので、湿度が必要以上に上がることもなく、部屋の結露を心配せずに済みます。
水を入れておく容器は一度購入すればずっと使えるので、2回目以降は上のフィルターを交換するだけで済むというリーズナブルさも魅力です。
持ち運びできるタイプもあり、これがあればホテルや旅行先などでも手軽に部屋の湿度管理を行うことができます。
まとめ
冬は免疫力も低下しやすいため、部屋を適度な湿度に保って、風邪などをきちんと予防していきたいところです。
寝室のコンディションを整えることは、ひいては体調を整えることにも繋がるので、うまく加湿器を活用していきましょう。
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