オロナミンCは授乳中に飲んでもOK?はちみつは赤ちゃんに影響する?
オロナミンCといえば、すっきりとした炭酸が魅力的であり、たまに無性にあの味が欲しくなることがあります。
赤ちゃんを抱えているママの中には、こういった飲料を飲みたいという欲求を感じる方も多いことでしょう。
ただ授乳中の場合だと、オロナミンCを飲むことで赤ちゃんに何か影響が出ないか心配になってしまいますよね。
オロナミンCの授乳への影響について、ぜひこの機会に知っておきましょう。
オロナミンCは授乳中に飲んでも大丈夫?
赤ちゃんへのカフェインの影響
オロナミンCに配合されている成分のうち、もっとも赤ちゃんへの影響が懸念されるのはカフェインです。
製品ラベルには具体的な含有量が書いてありませんが、オロナミンC1本に入っているカフェイン量はおよそ18mgとなっています。
コーヒー1杯のカフェイン量がおよそ60g~100g程度ですので、オロナミンCに含まれている量はそれほど多くはありません。
欧州食品安全機関(EFSA)の発表によると、授乳中の母親が一日に摂取しても良いカフェイン量は1日200mgであり、これ以下ならば母乳に影響が出ることはないとされています。
オロナミンCに含まれているカフェイン量は、他の栄養ドリンクやコーヒーなどと比べるとかなり低い部類に入るため、何本もがぶ飲みしたりしない限りは、基本的に赤ちゃんに影響が出る可能性は低いと考えてよいでしょう。
授乳中は何かと制限が多くなりがちですが、こういった「何かを飲みたい欲求」については無理に抑え込むのではなく、赤ちゃんに影響が出ない範囲でうまく欲求を解消していくことが重要となります。
日頃のストレスの影響もあってか、こういった欲求が発生するのはある意味必然であり、無理に我慢すると逆にストレスを溜め込むことに繋がってしまいます。
適切な分量を守っていれば特に問題はないので、たまには飲みたい欲求を満たしてあげるようにしてください。
はちみつは赤ちゃんに影響する?
オロナミンCには、通常版・ロイヤルポリスともに成分にはちみつが含まれています。
1歳未満の赤ちゃんにはちみつを食べさせるのはNGであるため、オロナミンCを飲むことで悪影響が出ないか心配になる方もいることでしょう。
しかし、オロナミンCに含まれるはちみつで問題が起きる可能性は非常に低いと考えられます。
赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけない理由は、はちみつの中に稀にいるボツリヌス菌を赤ちゃんが退治できないからであり、はちみつの成分自体が悪いわけではありません。
仮に母親がボツリヌス菌入りの物を食べたとしても、菌は抗体のある母親の体内で処理されてしまうため、母乳として出てくることはありません。
天然物のはちみつであっても、母親が食べる場合であれば妊娠中・授乳中ともに特に問題はなく、母乳への混入も起きないとされています。
つまり、母親がオロナミンCを飲むことについても、特に問題はないと考えて良いでしょう。
ただし、オロナミンCにはカフェインや極少量のアルコールが入っているため、たとえ少量であっても決して赤ちゃんに直接与えたりしないでください。
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コーヒーやお茶との併用には要注意!
授乳中のカフェイン摂取については、単品でのカフェイン管理も大切ですが、いろいろな飲食物による複合的な過剰摂取にも気をつける必要があります。
たとえそれぞれの含有量が少ない飲み物でも、1日で「コーヒー・お茶・栄養ドリンク」などを複数飲んでしまえば、カフェインの摂取量も必然的に多くなってしまいます。
それぞれの含有量を知っておくとともに、1日単位でどの程度カフェインを摂取しているかをきちんと把握しておくことが大切です。
カフェインは、飲み物だけでなくお菓子などにも含まれていますので、下記を参考に摂り過ぎにならないように注意してください。
ドリップコーヒー:100mg
インスタントコーヒー:68mg
エスプレッソ:140mg
玉露:150mg
抹茶:45mg
ウーロン茶・紅茶・緑茶:30mg
玄米茶:15mg
コーラ:50mg
ココア:45mg
栄養ドリンク:50mg
【食品】
ミルクチョコ(板チョコ1枚):10mg
ダークチョコレート:60mg
ホワイトチョコレート:5mg
ブラックガム(1枚):10mg
カフェインを摂らない日を作ろう
授乳中に摂取したカフェインは、摂取量のおよそ1%が母乳に入り込むといわれています。
赤ちゃんは大人に比べてカフェインから受ける影響が大きく、一度摂取したカフェインの血中濃度が下がるまでには、大人の16倍ほどの時間がかかるとされています。
赤ちゃんがカフェインを摂取した際の影響としては、「神経過敏」「興奮気味になる」「なかなか眠らなくなる」などが挙げられます。
どの症状も母親にとってストレスとなるものなので、出来る限りカフェインは摂らない方が良いのですが、だからといって我慢しすぎるのもストレスの原因になってしまいます。
そこで、なるべくストレスを溜めない方法として、定期的にカフェインを摂らない日を設けることをおすすめします。
適度にインターバルを作ることで、赤ちゃんへのカフェインの影響を最小限に抑えられるうえ、母親がカフェイン飲料を我慢しすぎることもありません。
ストレスからのカフェイン依存の防止にも効果があるので、休肝日ならぬ「休カフェイン日」を定期的に作るようにしましょう。
カフェイン摂取に適したタイミング
母乳に含まれるカフェイン濃度は、母親がカフェインを摂取してから30分後が最も高く、それ以降は時間経過とともに徐々に濃度が下がっていきます。
そのため、カフェイン飲料を摂るタイミングとしては、次の授乳まで最も時間が遠くなる「授乳の直後」がベストと言えます。
また、覚醒作用のあるカフェインの性質上、夕方以降や寝る前に飲んでしまうと睡眠の質を下げることになってしまいます。
睡眠の質の低下は、夜中に何度も起こされる授乳期にはとても辛いものですので、眠る前にカフェインを摂るのは極力避けるようにしてください。
できれば、朝~昼過ぎあたりまでの時間帯で、授乳が終わった直後のタイミングを狙って飲むようにするのが良いでしょう。
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まとめ
オロナミンCは、コーヒーなどと比較するとカフェイン含有量はそれほど多くないため、それほど神経質に考える必要はありません。
育児をしているとどうしてもストレスを抱えがちですし、イライラしていると炭酸飲料やカフェインを含む飲料が定期的に欲しくなるものです。
欲しい物を抑圧してしまうとそれがストレスになってしまうため、赤ちゃんへの影響を最小限に抑えながら、うまく欲求と折り合いをつけていきましょう。
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