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オロナミンCの飲みすぎはよくない?一日何本まで?過剰摂取のリスクとは

2024年10月30日オロナミンC

オロナミンC 飲みすぎ 一日何本

炭酸の爽快さとすっきりした飲み応えで、昔から愛飲されているオロナミンC

とてもおいしい反面、他のドリンク類に比べて少し容量が少ないためか、1日に1本以上飲みたい衝動に駆られる方は多いと思います。

ただ、あまりたくさんの本数を飲んでしまうと、健康面で何かしらのリスクがあるのではないかと不安になりますよね。

オロナミンCの飲み過ぎによる身体への影響と、1日何本までという適正量について見ていきたいと思います。

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オロナミンCの飲み過ぎに注意

1日何本までという決まりはある?

オロナミンCの内容量は120mlしかなく、一般的な炭酸飲料の感覚でグビグビ飲んでいるとすぐになくなってしまいます。

そのため「1本だけでは物足りない!」と感じる方はとても多いことでしょう。

1日の飲用量に決まりがあるかについてですが、メーカーである大塚製薬のHPには以下のように書かれています。

通常お飲み頂いている清涼飲料水の範囲内であれば、問題はありません。栄養バランスや摂取カロリーのバランスを考えてお飲みください。

出典:オロナミンCドリンクに関するよくあるご質問|大塚製薬
URL:https://www.otsuka.co.jp/faq/oronaminc/

ようするに、特に制限や決まりがあるわけではなく、バランスを考えて適正な量にとどめればOKということですね。

なぜ明確に本数が決められていないのかというと、オロナミンCが清涼飲料水に分類されているからです。

「医薬品」「医薬部外品」に分類される栄養ドリンクの場合、認可を受けているので用法・用量を明示することができます。

しかし、オロナミンCは炭酸が入っているという理由で医薬品の認可が下りていないので、あくまでもビタミンが配合された炭酸飲料の一種として販売されています。

清涼飲料水は用法や用量の表記が認められていないため、「一日何本まで」とは書くことができないのです。

とはいえ、医薬部外品と清涼飲料水で大幅に成分に差があるわけではないため、決まりがないからといって飲み過ぎれば、過剰摂取になってしまう可能性は十分にあります。

むしろ、明確に本数が決められていないからこそ、自分でうまくセーブする必要があるといえるでしょう。


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オロナミンCの糖分とカロリー

一日に飲む本数を考える場合に、一番わかりやすい基準となるのが「糖分」「カロリー」です。

まず糖分についてですが、オロナミンCのラベルの原材料名の一番最初には糖類(砂糖・ブドウ糖果糖液糖)と書かれています。

原材料名の欄は、内容物に占める重量割合の多い順に記載するというルールがあるため、オロナミンCで最も多く含まれているのは「糖類」ということになります。

オロナミンCに含まれる砂糖の量はおよそ19gであり、これは角砂糖5個分に相当します。

これは清涼飲料水の中ではまだ少ない部類ですが、世界保健機関(WHO)が定める1日の砂糖の摂取量目安は成人でおよそ25gとなっていますので、これでも十分に多い量だということがわかります。

1日に2本飲んだ時点で基準をオーバーしてしまいますので、これを2本以上飲むということは肥満や糖尿病といったリスクを高めてしまう可能性があります。

次にカロリーについてですが、1本あたり79kcalとなっています。

これはそれほど高い数字とはいえませんが、だからといって気にせずにガブ飲みすれば、知らない間に無視できないカロリー量にまで達してしまう恐れがあります。

以上のことからもわかるとおり、本数には制限がないとはいえ、実質的には1日1本で十分すぎるほどの成分が入っています

1日に1本以上飲むことは、それなりのリスクが伴うということを覚えておきましょう。

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ビタミンの過剰摂取によるリスク

ビタミンの過剰摂取によるリスク

過剰摂取のリスクは、糖類やカロリーだけではありません。

オロナミンCは、いろいろな栄養成分がスムーズに補給できるように作られており、特にビタミン類が多めに配合されています。

こういったビタミン類の中には、過剰摂取することで副作用が起きるものもあるので、そのリスクについてもよく考える必要があります。

オロナミンCに含まれている栄養素の中で、過剰摂取すると副作用が出る可能性があるのは「ナイアシン」と「ビタミンB6」の二つです。

ナイアシン

ナイアシンは、脂質や糖質の分解に使われるほか、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ役割を持った栄養素です。

オロナミンC1本に含まれるナイアシンの量は12mg

ナイアシンの1日の摂取量目安は成人男性で15mg、成人女性で12mgであり、オロナミンC1本で1日の目安量をほぼ摂取できる計算となります。

1日の摂取量の上限値は100mgとされており、一気に摂取した場合には、顔や皮膚が紅潮して痒くなったりするなど、アレルギーや蕁麻疹に似た症状が出ることがあります。

ナイアシンは水溶性であるため、基本的には過剰に摂取した分は体外に排出されるのですが、短時間に一気に摂取した場合には上記の過剰症が起こる可能性があります。

オロナミンCの場合、過剰摂取に至るには9本ほど飲む必要があるので、これだけで過剰症になる可能性は低いです。

しかし、ナイアシンが配合されているサプリメントなどもあるため、それらを服用している場合には摂り過ぎにならないように注意する必要があります。


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ビタミンB6

ビタミンB6は、アミノ酸からのエネルギー生成や、神経伝達などの役割を持つ栄養素です。

オロナミンC1本に含まれるビタミンB6の量は4.9mg

ビタミンB6の1日の摂取量目安は成人男性で1.4mg、成人女性で1.2mgであり、オロナミンC1本で1日分を大きく超える量が入っています。

1日の摂取量の上限値は60mgであり、大量に摂取した際には感覚神経障害や末梢感覚神経障害といった症状を引き起こすことがあります。

ビタミンB6は、およそ13本飲んでようやく到達するほど上限値が高いため、普通の飲み方をしていればまず過剰摂取になることはありません。

ただ、こちらもナイアシンと同じく、ビタミンB6をサプリなどで摂取している場合には、上限値まで届いてしまう可能性がでてきます。

サプリメントのほか、チョコラBBなどにもビタミンB6が多めに含まれているので、併用する場合には十分に注意が必要です。


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1日何本までが妥当なのか?

糖分やビタミンの量を細かく見ていくと、オロナミンCは1本だけでもなかなかの量の成分が入っていることがわかります。

肥満や糖尿病・過剰摂取といったリスクを考慮するのであれば、やはり1日1本までに留めておくのが適切といえるでしょう。

これはオロナミンCに限った話ではないですが、ただの水であっても飲み過ぎれば中毒を引き起こすことがあるように、どんなものでも飲み過ぎれば毒になる可能性があります。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ともいいますし、適切な範囲内でとどめておくように心がけましょう。

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まとめ

量が少ない割にとても美味しいということもあり、1本以上飲みたくなってしまう気持ちは非常によくわかります。

ただ、決して無制限に飲んでも構わないような成分量ではないため、過剰摂取のリスクについてはきちんと把握しておくことが大切です。

衝動に任せて飲み過ぎてしまわないよう、普段から適正量については頭の片隅に置いておきましょう。

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