デカビタは寝る前に飲んでも大丈夫?睡眠や体への影響はあるのか
爽やかな炭酸と甘い風味で、暑い時期などはついつい飲みたくなるデカビタ。
風呂上がりからのリラックスタイムなどに飲むと、格別の美味しさがありますよね。
ただ、就寝前の時間帯に飲む場合、やはり「睡眠への悪影響」や「体に悪くないか」が気になってしまうことでしょう。
寝る前に飲むと体にどんな影響があるのか、ぜひこの機会に知っておきましょう。
寝る前にデカビタを飲む影響
カフェインによる睡眠への影響
就寝前にデカビタを飲む場合は、カフェインによる悪影響に注意する必要があります。
デカビタにはペットボトルや缶など色々な種類がありますが、その全てにカフェインが含まれています。
商品の種類 | 100mlあたりのカフェイン量 | カフェイン量(1本分) |
デカビタパワー(500ml) | 10mg | 50mg |
デカビタC瓶(210ml) | 5mg | 10.5mg |
デカビタC缶(240ml) | 5mg | 12mg |
デカビタCゼロ瓶(210ml) | 5mg | 10.5mg |
デカビタCゼロ マルチビタミン(500ml) | 10mg | 50mg |
デカビタCゼリー(270g) | - | 50mg |
カフェインには覚醒作用があるため、就寝前に飲むと目が冴えて眠れなくなったり、睡眠の質が低下する恐れがあります。
また、カフェインには利尿作用もあるため、夜中にトイレに起きる確率が高くなる点にも注意が必要です。
覚醒作用と相まって、トイレから布団に戻っても眠れない、という困った事態になるかもしれません。
デカビタにノンカフェインタイプはないので、カフェインの影響を避けるなら飲む量を減らす、もしくは寝る前は一切飲まないようにするのが無難でしょう。
なお、カフェインが体から抜けるまでにかかる時間は、およそ5時間~7時間ぐらいとされています。
たとえ夕飯時に飲んだ場合でも、運が悪いと寝るまでに抜けきらないこともあるので、この辺りも計算に入れて飲む時間を考えましょう。
ノンカフェインのエナドリ系も一応ある
睡眠への影響を最小限に抑えるのであれば、似たようなドリンク類でノンカフェインのものを選ぶのも一つの手です。
代表的なものはリアルゴールドで、2種類(ドラゴンブースト・XY)以外のものであれば、カフェイン量は0mgとなっています。
ノンカフェインであれば、就寝前のタイミングであっても、睡眠への影響を心配せずにすみます。
ただし、エナジードリンク系が体に及ぼす影響はカフェインだけではないので、この方法で避けられるのはあくまでもカフェインの影響だけであることに留意しておきましょう。
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カフェイン以外の体への影響
炭酸で胃腸が活発になる
睡眠に影響を及ぼすのは、カフェインだけではありません。
炭酸が入った飲み物は、胃腸を刺激して動きを活発にするという働きを持っています。
寝ている間に胃腸が動くと睡眠の質が低下するため、寝る前は固形物を避けることが多いですが、炭酸でも似たようなことが起きてしまうわけです。
また、炭酸ガスの影響でお腹が多少なりとも張ってしまうため、人によってはこれも睡眠の妨げになる可能性があります。
寝る前に水を飲むのは問題ないですが、炭酸が入った飲み物は逆効果になるので、これも頭に入れておきましょう。
虫歯の原因になる&歯を溶かす恐れ
デカビタをはじめとするエナジードリンク系の飲料は、甘く味付けされていることもあって、虫歯菌の格好の餌となります。
また、歯にとって良くないのは糖分だけではなく、炭酸も悪影響を及ぼします。
炭酸飲料はその名の通り酸性の飲み物で、飲んだ後は口の中が酸性に変化します。
酸性が長時間続くと歯が溶けてしまうため、人体は唾液でこれを中和して歯が溶けないように守るという働きがあります。
しかし、睡眠中は唾液の分泌量が低下して中和する力が弱まるため、寝る前に口の中が酸性だと歯が溶けやすくなってしまうのです。
きちんと歯磨きをすることである程度リスクを緩和できますが、できれば寝る前に甘い味付けの炭酸飲料は避けた方がいいでしょう。
太る原因になる可能性がある
デカビタは瓶タイプなら1本で54kcal、糖質28.35gが含まれています。
とくに糖質が高めなので、体型が気になる方や太りやすい体質の方は気を付けたい所です。
デカビタに限らず、エナジードリンク系の飲み物は、全般的にカロリーが高く、糖質も多いことがほとんどです。
消費カロリーの多い日中ならまだしも、寝る前のタイミングだと摂取した栄養素は消費されず、すべて体に蓄積されてしまうことになるので、より注意が必要になります。
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寝る前のデカビタはおすすめしない
ここまで説明してきた通り、寝る前に飲むエナジードリンクにはデメリットが多く存在します。
デカビタの場合、カロリーゼロタイプもあるので肥満対策は多少なんとかなりますが、それでもカフェインや歯への悪影響などは避けることができません。
さまざまな点を考慮しても、やはり寝る前ではなく日中に飲むのが最適といえるでしょう。
飲む時間を意識的にコントロールして、体や睡眠への悪影響をうまく回避していきましょう。
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